JR北海道が抱える構造的な問題は

北海道で「特急」が走らないローカル線に久しく乗って無いし今の状況を見ておこうと言うことで、時間が掛かりますが、先月北海道へ行った際に札幌から岩見沢・追分経由で南千歳へ向かってみました。

乗って思いましたが、JR北海道が抱える構造的な問題として「人が居ない」と言うこと、「維持費用にコストが掛かる」ことを実感してきました。

札幌から乗車した岩見沢行の普通列車ですが、春休みに入って学生が居ないからか札幌発車時には6両編成で乗車率は100%近くで、ほぼ座席が埋まりデッキに数人立っているような状況でした。

停車する度に乗車より降車の方が多く、乗車率は低下し江別発車時点では50%を切りました。
札幌近郊は岩見沢までと思ってましたが、利用があるのは江別までで以遠になるとほぼ札幌から岩見沢に向かう乗客でした。

ガラガラな室蘭本線の車内

ガラガラな室蘭本線の車内


岩見沢から乗車した室蘭本線の苫小牧行はキハ40の1両でしたが、乗客は岩見沢発車時点で15人とかなり寂しい状況。
志文、栗沢と下車する一方で乗車はありませんでした。それもそうですよね、駅前を見渡しても生活感の無い駅前ですもの。
栗山駅でまとまった下車がありましたが同じ数の乗車があったのが救いですね。

利用者が居ないと言うより人口自体が少ないので当然ですよね。
それと室蘭本線に乗って気づいたのですが、駅の有効長が長いこと。室蘭本線は道央の炭鉱から出た石炭を室蘭港へ運び出す為の貨物列車が行き交った路線ですが、今では旭川から本州方面に向かう貨物列車が日に2本あるだけです。

そんな無駄に長い構内の線路をよく見るとジョイント部の繋ぎ目にグリスが塗られています。

グリスが塗られたジョイント部

グリスが塗られたジョイント部


冬の間、積もった雪が溶けて晴れた日が続くと錆びる可能性があり、そうなると信号回路の短絡や断信が発生してしまいますから、それを防ぐ為なのでしょう。
これを構内全てのジョイント部に行うと言うのはかなりの手間が掛かります。

それと一日に10往復も無い路線ですが室蘭本線は一部区間で複線となっています。これも過去の遺物、レガシーですね。
単線にすれば良さそうですが、これを単線にするには費用が掛かりすぎますからね。

JR北海道が抱える問題が多すぎます。
困ったものです。