都バス24時間運行中止へ

都が24時間運行を目指した社会実験として六本木~渋谷間の都バス24時間運行ですが、昨年12月から実施し1年間の予定だったのを繰り上げて11月で打ち切ることになりました。

運行開始となった12月は忘年会シーズンで利用者も多く好調に見え首になった前首長も喜んだようですが、忘年会シーズンが終わったとたんに失速。

採算ラインに届かず閑古鳥状態が続き、提唱者もいなくなったしとっとと止めようと言うことなんでしょうね。

提唱者は欧米諸国でのバス24時間運行を見て導入をとか言ってますが、まるで子供のような発想でしたからね。

今回失敗の一番は運転区間では無いでしょうか?
欧米での深夜運行バスは都心(職場・繁華街)と郊外(住宅地)を結ぶ路線が主で、繁華街同士を結ぶのは殆ど無いと思います。

あと一番の違いに都心と郊外が隣接していてバスで30分も走れば殆どカバーできる点です。
職と住が近い関係にあるのが欧米で日本の様に職場から1時間以上掛けて通勤するのが珍しく無い東京では、そもそも条件が違い過ぎます。
それに欧米諸国とはオンオフの考え方が致命的に違うのですから、同じ事をやっても土俵が違うのですから上手く行く筈が無いのです。

日本では以前から都心とベッドタウンを結ぶ深夜急行バスが走っています。その状況を見れば判ると思うのですがねぇ~

深夜の24時間運行をどう考えているのか?
もう、言い出しっぺが居なくなったから都はやる気は無いでしょうけどね。

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