焼き鳥では無く整備不良か?

昨日(9/5)、羽田発ニューヨーク行のJL6便が羽田空港のRWY34Rから離陸する際に左エンジンから出火、長距離便だけに燃料を満載していたので太平洋上で燃料放棄を行い、緊急事態宣言をして1時間後にRWY34Lに着陸しました。

当初は離陸時にバードストライクしたのでは無いかとみられていましたが、着陸後にエンジンを点検した結果、鳥がエンジンに吸い込まれた形跡は無く、エンジンブレードが破損しており何らかの理由により破損しトラブルに繋がったのでは無いかと推測されています。

センセーショナルな煽り方しているマスメディアも見受けられましたが、この手のトラブルは世界的に時折発生しており、最近ではこの種のトラブルを想定した訓練がシミュレーターで簡単に再現できると言うこともあり乗員も冷静に対処でき無事に帰還しました。

とは言え、航空機事故が発生しやすい離陸時と着陸時での出来事ですから一つ間違えれば惨事になるのは過去の事例からも明らかです。
機械化や技術の進化により、事故は減ったとは言えまだまだヒューマンパワーが必要な航空機ですから万一への備えは乗客も含めてしっかりしたいものです。

JL/JAL/日本航空 JL44 B777-300ER JA742J

日本航空のB777-300ER型機(写真は JA742J)

32年目の悪夢か?

今日、8月12日羽田18時発伊丹行NH37便が羽田のRWY05から離陸し上昇中、相模湾上空に差し掛かったところで機内与圧システムにトラブルが発生した為、機長は緊急事態(スコーク7700)を宣言して羽田にターンバックしました。

FR24でみるNH37便の航跡

FR24でみるNH37便の航跡


おりしも32年前の8月12日、羽田18時発伊丹行JL123便が羽田を離陸後、相模湾上空で何かしらの要因により後部隔壁が破壊、乗員の懸命な努力の甲斐なく御巣鷹山に墜落した、「日本航空123便墜落事故」と今回の重大インシデントがかなり符号一致するのです。

事によっては32年前の事故が再現されたかも知れないのです。

今回のNH37便に搭乗した乗客がキャビンの気圧低下により酸素マスクが下りている機内の写真が出ていたり、FR24でも航跡が記録されているなど、32年前に今では情報量が圧倒的に違いますが、航空機の事故自体は世界的に見ても激減と言う程ではありません。

今回トラブルが発生したJA703A号機

今回トラブルが発生したJA703A号機


良く、航空機事故は自動車事故より発生率が低いので安全であると言われていたりしますが、航空機の安全は多くの航空関係従事員により保たれているだけで、列車のような自動列車停止装置(ATS)や自動列車制御装置(ATC)がある訳ではありません。

慣性航法装置(オートパイロット)や計器着陸装置(ILS)という運航を援助する装置がありますが、多くの場面で人間が介在しないと動作しません。
なのでそこにミスが生まれたりします。多くの航空機事故が離発着時に多いのは人間の判断が多く介在する場面だからなのです。

インシデント未満のトラブルや不具合は多く発生していますが、幸いなことに安全運航を第一と考える人達のお陰で事故になっていないのです。

ちょっとしたことから航空事故が発生します。
我々、乗客も安全運航が出来るように少しでも協力する必要があると思います。
せめて出発前のエマージェンシービデオや安全のしおり位は目を通しておきましょうね。

そうそう、少し前に体に障害を持つ方が事前連絡無しで搭乗するしないでちょっとした騒ぎがありましたが、こういう緊急事態を考えて、航空機から自力で脱出出来ない人の搭乗人員を制限していたりするのです。

日本航空123便墜落事故から32年、未だ航空事故が起きる可能性が0で無いことを改めて思い知る出来事でした。

エミレーツの事故は人為ミス?

EK/UAE/エミレーツ航空 B777-300WE A6-EBQ

エミレーツ航空のB777-300

ドバイ空港で現地時間の8/3にエミレーツ航空EK521便(B777-300、A6-EMW)が着陸時に事故を起こし、エンジンから出火して火災が発生、機体の大半を焼失させた事故について、人為的なミスだったのでは無いかと言う噂が出ています。

報道によればコックピットから火災が発生し緊急着陸したとの報道がありましたが、事故後の写真を見るとギアを出しておらず、いかに緊急着陸と言えギアダウンしないとは考えられません。

またGo aroundしようとしたが、機体を持ち上げることが出来ずに失敗したとの報道もあり、ギアを下ろさずに着陸体制に入ったという可能性は高そうな気がします。

今回の事故では乗客は緊急脱出で脱出できましたが、消火活動中に1名の消防士が亡くなっています。
原因が人為的ミスだったとすれば、重大な事故です。

エミレーツ航空は急成長を遂げたエアラインで評判も良かっただけに、今回の事故がどういう原因だったのか?
急成長の影で問題は無かったのか?

本当に人為的ミスでなかったのか?
原因究明が待たれます。

半ドアで飛行

LJ/JNA/ジンエアー B737-800 HL-7561

香港空港に着陸するJIN AIR

先週3日、韓国のLCC、JIN AIRのB737-800がセブ空港を離陸後、ドアの不良により出発地に戻るトラブルが発生しました。

ドア不良の警告灯が点灯して戻るきとは稀にありますが、今回はL1ドアがロックされず隙間が空いて与圧が抜けてしまう状態ででした。
半ドア状態だったと報道されていますが、飛行機のドア構造からドアが完全に開くような事はありません。

しかし乗客が撮影した動画を見ましたがかなりの空気音がしてましたので気圧変化したのが判ります。
気圧の変化で耳鳴りした乗客も出ていたようですが、あれだけの音がしていたのですからそうなるでしょうね。

それにしてもドアをちゃんと閉めなかったのは乗務員のミスでしょう。
ドアモードが運航中か駐機のどちらになっていたのかな?

ふと思い出しましたが、銀河鉄道999の客車ドアは空いているよなぁ(笑)

それにしてもなんともお粗末なトラブルです。

アシアナ機の事故原因は

OZ/AAR/アシアナ航空 A320 HL7788

事故機と同型のA320

昨晩、広島空港で発生したアシアナ機の着陸失敗は幸いにして死亡事故にはなりませんでした。

山間部の空港で風は着陸に問題無い状況下だったようですが、搭乗客の話だと着陸前から横揺れがして2回接地の衝撃があったらしいとのことです。

これら断片的な情報ではウィンドシェアが原因ではないかと思うのですが、続報によればかなり所定高度より低かったと言う話もあります。
アシアナ機と言うとサンフランシスコでの事故が頭によぎります。
広島空港は山を切り開いて造った空港ですがら、高度を誤ったと言う操縦上の問題であった可能性も今の段階では捨て切れません。

フライトレコーダやボイスレコーダは問題なさそうに見えますから、今後分析によって原因究明がなされることだと思います。

それと緊急脱出にも問題があったのでは無いかといわれてます。これは人によって感じ方が違うのは今までの事故で明らかなので一概に言えませんが検証は必要でしょう。

このところ航空機事故が続いているのが気になります。

GE235便ATR72墜落事故

GE/TNA/トランスアジア航空 A320 B-22311

成田にはA320で乗入れているトランスアジア航空

台北の松山空港を離陸したトランスアジア航空(GE)235便が離陸直後にエンジントラブルを発生し、離陸後僅か2分で墜落とすると言う事故が発生しました。

墜落間際に高速道路を横切る姿がドライブレコダーで撮影されていましたが、なんとか高速道路への激突を免れた感じです。

左エンジンが故障して推力を失い、機体コントロールが出来なくなって墜落したとの見方が広まっていますが、この事故で31名の乗客乗員が犠牲になってしまいました。

GEは昨年の夏にも同型のATR72が澎湖島で悪天候中着陸に失敗して墜落。この時も49名が犠牲になっています。

こう立て続けに事故を起こすと言うことは、どこか安全マネジメントに問題があるのでは無いかと疑ってしまいます。
ハインリッヒの法則では無いですが、大型機で発生しなければ良いのですが・・・

それにしても昨年から世界中で航空機事故が続いています。
航空機は安全をまだまだ人に頼るところが大きい乗り物です。事故を0にするのは難しいでしょうが、0にする努力は続けて欲しいです。