東京水没危機一髪?

栗橋の水位クラフ。氾濫の危機が迫っていたことが判ります。

栗橋の水位クラフ。氾濫の危機が迫っていたことが判ります。

台風19号で関東から東北にかけて大きな被害が出ました。

今回、接近前から風速60m/sと騒がれていた風の方は、先月の台風15号とほぼ同じで、羽田空港での最大瞬間風速が約42m/sでした。

一方で、「雨」は接近前日から降り出して山間部を中心に記録的豪雨になり、関東の鉄道は早々と12日の午前中から順次運休手配となり、23区でも江戸川区は午前9時には避難勧告を発令しましたが、他区ではギリギリまで避難勧告が出ず、広域避難どころか避難所に避難するのもままならない状態でした。

氾濫の危険性がある河川周辺自治体は、避難準備を計画運休前に発令して広域避難が出来る体制をしておくべきでしたね。

台風は予報とおり22時前に東京西部を通過し、風雨ともに収まり23時頃には星空も見えるようになりました。地元水系の二瀬ダムの緊急放水が中止されたの知らせもあり、地元の危機的状況は脱したと0時半過ぎに就寝しました。

が、1時10分に枕元に置いてあったスマホが鳴り響き「利根川の栗橋(久喜市)付近で水位が上昇し、氾濫危険水位に到達しました」と緊急情報メールがあり飛び起きましたが、地元の水系では無いので問題ないだろうと寝てしまいました。

翌日、起きて既に発生した災害ニュースを確認していると、国土交通省が発表した資料には「【警戒レベル5相当】利根川流域では、利根川栗橋付近(131k付近)において氾濫危険水位を超えました。今後も水位が上昇することが見込まれ、13 日(日)3:00 頃以降、利根川左岸渡良瀬川合流点上流において越水し、堤防が決壊するおそれもあります。」となってました。

幸いにことにその後、流入量が僅かづつ減少し、氾濫することはありませんでしたが、もしも栗橋の堤防が決壊することになれば、東京が水没するシュミュレーション映像のとおりになる可能性があっただけに間一髪だったという感じです。
なので緊急情報メールが都内に届いたのもおかしくは無いのです。

もし台風の速度が遅かったりしたら、降雨時間も伸びて草木ダム、下久保ダムの緊急放水が行われたさらなる流入量となり決壊した可能性もあります。
さらに今回は八ッ場ダムが試験貯水を行っていて、吾妻川上流からの水を全て溜め込んだのも功を奏したとも言われてます。

という事は今回は【助かった】けれども次回は【助からない】可能性が有るわけです。
今回の台風は記録的は台風でしたが、地球温暖化の中で同規模な台風が来年も訪れるかも知れません。

本来、今回の台風は江東5区が作成した「江東5区水害ハザードマップ」による対応をしてもおかしく無かった筈です。国・都・地方自治体は今回の台風を再検証して次に備えると共に、我々も備えておきたいものです。

羽田空港は海没か?

©Weather-GPV

©Weather-GPV

東京が台風19号の襲来で未曾有の災害になる可能性が叫ばれていますが、いつも釣行時に波高をチェックするGPV沿岸波浪予報を見てビックリ。

台風のよって東京湾の波高が5mと出ています。東京湾の幅が狭くなる海堡あたりでは7mとなっており、今まで東京湾の予報を見てこれだけの高さになるのは見た記憶がありません。

先日の金沢八景の船宿に行った際、船長が台風15号接近で港で警戒にあたっていたら、今までに見たことも無い波と風で恐ろしかったと言ってました。八景島の島影になるので比較的波浪に強いとは言え、毎日海に出ている船長が言うのですからかなりの事だったのでしょう。

それと同じかそれ以上の波浪になる可能性があります。

羽田空港はもろ南からの波浪を受ける形になります。特にD滑走路は予報で見ると5mの波が打ち寄せることにないます。
明日は大潮で潮位も高くなりますから5mの波高だと滑走路に覆いかぶさる可能性が高くなりますし、高潮で海没しないとも言い切れません。
海水が照明や無線装置に掛かると故障の原因にもなり、台風通過後に運航再開まで時間を要することになります。

それに増しても怖いのは東京湾に停泊している大型貨物船の走錨です。去年、関空の連絡橋にタンカーが激突したのも走錨によるものです。

東京湾海上交通センターによるとかなりの船舶が台風避難で東京湾に錨泊していますが、東京湾の海底は砂地が多くアンカーの掛かりが緩いと走錨する危険があり、仮に東扇島沖に錨泊している船が波浪で走錨するとD滑走路の浮き桟橋に激突する可能性も無いとも言えません。

それらを考えても今回の台風19号は何かしらの被害を受ける可能性が高いという事ですから、厳重な警戒が必要ですね。