アシアナに警戒信号

OZ/AAR/アシアナ航空 OZ1075 A330-300 HL7793

経営危機を打開できるか?

以前かから経営不振が伝えられているアシアナ航空(OZ)ですが、日韓関係の冷え込みで中国路線に活路を見出して再建しようと居たところに今年に入ってからの新型肺炎騒動でさらに状況が悪化、鉄道信号機で言う黄色2つの警戒信号が灯った状況に追い込めれました。

役員などの経営幹部の報酬カットや社員の一時帰休などのコスト削減策に加え、全職種を対象に10日間の無給休職も実施するなどなんとかこの危機を乗り越えようとしていますが、新型肺炎の収束が見えない現在では、さらに進行してATSが鳴動しキンコンカンコンと警報音が鳴り響き、ついには赤信号を冒進して非常ブレーキが動作、オングラウンドになるシナリオが現実味してきます。

OZha韓国の第二キャリア(日本で言うANAみたいな)として、ナショナルフラッグキャリアの大韓航空に追いつけ追い越せで急成長してきたのですが、韓国の構造的不況にあえいでいる状況です。

今回の新型肺炎騒動では、香港のキャセイパシフィックや香港航空も旅客需要が急減しており、このまま新型肺炎が沈静化しなければ経営危機が訪れるキャリアも増えて来そうな予感がします。

アリタリアは法的整理へ

AZ/AZA/アリタリア航空 ERJ175 EI-RDB

会社清算も有り得る?

従業員投票で再建策を否決され、資金援助の道が絶たれたアリタリア航空(AZ)ですが、その後開催された取締役会で、法的整理を開始する決定がなされたそうです。

今後、自力で再建が出来るよう資産の切り売りや、新たな資金援助先を探して自力再建の道を模索する様ですが、長年に渡り赤字や経営危機が繰り返すAZへ資金援助する企業が現れる可能性は低いでしょうね。

資産売却と言っても保有機材の大半はリース機材ですからたかが知れています。路線縮小するにしても欧州線はLCCの攻勢、長距離線はコストも掛かるしといい打開策としては乏しい訳です。

今までAZはギリギリのところで、なんとか踏ん張ってきましたが、今回はかなり難しい状況だと思います。このまま自力再建が出来ず、最悪は会社清算と言うことも十分考えられます。