昔、RTW(世界一周航空券)がまだ一般的では無かった時代は使い勝手が良くて毎年2冊購入して旅行に行っていた時期がありました。
なんせDL/SQ/SRのビジネスクラスが30万円台で購入出来たんですもの。
当時のRTWは地理的に逆戻りが出来ない方向制と指定マイル内なら一定ルールで逆戻りが可能なマイル制とあり、DL/SQ/SRは後者でした。
一定ルールの一つに大西洋と太平洋横断は1回限りと言う大前提がありますがそれ以外は結構緩くて、シベリアルートと南回りルートを組み合わてBUD-x/ZRH-NRT-ZRH-SIN-KIX-TPE-LAXって言うルートや
シベリア経由でBUD-x/ZRH-NRT-ZRH-KIXでもOKだったのです。
当時はBUD発のRTWを常用していたので上手くルートを組んでいましたね。
ルール上この様なルートを組んで発券をお願いすると「いやールール上可能ですね。よく考えましたねー」と言われたものです。
まだネットが無い時代ですから、この手の情報は口コミで僅かに情報が流れる程度でしたが、ネット時代になると流石にこの様なルートは禁止されました。
結局最後にこのルートを使ったのはSRが破産し、SR便として運航最終日にNRT-x/ZRH-SIN-KIXと使ったのが最後でした。
流石にこの時、成田空港でチェックインをする際にPNRを見ながら、「今日はチューリッヒ経由で・・・シンガポール?まですか?」と聞かれ
「いえ、関空です」と答えて唖然とされたのが印象に残ってます。
なんせ最後にSRに乗るだけに0泊2日の弾丸旅行でしたから(笑)
コメント