「逃亡犯条例」改定に端を発した香港の騒乱は10月を過ぎてもますまず混迷の様子となってきました。ついには香港政府は「緊急状況規則条例」を発動し公共の場での集会で顔を覆うマスクなどの着用を禁止を法制化してますます混沌としそうな感じです。
香港を訪れる観光客も激減しているそうで、たださえ業績低迷が噂されていたキャセイ航空ではかなりの打撃になっているとも聞きます。
もうココまで来ると反中国共産党市民vs中国共産党傀儡政権みたいな構図になってきてます。
1997年に危惧されてきた事が、返還後20年を経て現実のものになった感じです。逆に20年も掛かったのは中国本土の経済がようやく香港に追いついてきたからねんでしょうか?
今の香港政府は親中国共産党派ですから、ここで市民に屈しるとこの先の未来が無くなる訳ですから必死になるのは当然です。
市民側には中心人物が居ないアメーバー型の組織になっています。こういう組織はタフなので、トップダウン型の組織と戦うと殲滅が難しいとされてます。
最近の報道では、警察側もかなり疲労して武器を使うことに躊躇しなくなってきてますから、さらなる流血事件が起きそうな予感がします。
この状況では平和的な解決はかなり難しいのでは無いでしょうか?第二の天安門が起きてしまうのではないかと危惧してます。
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