香港啓徳空港に着陸する中国国際航空のB747SPです。
在来型より大きい垂直尾翼にずんぐりむっくりのSPはB747の派生シリーズの中でも特異な特異でした。
アジアではCAとKEが晩年まで飛ばしていました。
とは言え、機体数が少ないので見られる機会は少なかったし、成田で待っていても「なーんだKEのジャンボか」とシャッターを切らず、目の前に来てSPと気がつく事もありました。
なんせFR24、いやいやインターネットなんて便利な物が無い時代ですから、やってくる飛行機はエアバンドだけが頼りでコールサインの「KE1」だけじゃ機種まで判りませんからね。
このSPも日本から米国東海岸までノンストップで飛行させる為に、技術者の涙ぐましい努力?で登場したものの、早々にエンジン技術の向上で在来型でもギリギリ東海岸までノンストップ運航出来るようになってSPの存在意義が無くなってしまった機種でした。
個人的に在来型B747シリーズで貨物機を以外で搭乗でき無かったのがこのB747SPとB747-200Cですね。
なんとかSPに乗ろうと、イラン航空が北京経由で飛ばしていた時に計画したのですが、なにせ週2便で湾岸戦争などもあったり、運休も頻繁にありなかなか実現出来ずついに叶う事がありませんでした。
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