航空2話題

今日は朝から、小糸工業の航空用座席データの改ざん捏造を組織ぐるみで行っていたと言うニュースがありました。数日前にANAが2月から投入予定の新しいプレミアムエコノミーシートが開発遅延により投入が延期すると言うニュースがあったばかりでした。

それにしても「安全」を冒涜する行為が組織ぐるみと言うのが許せませんね。内部告発で発覚したのですがもっと早く明らかになるべき事案だったと思うのです。
少し前に流行った耐震偽造に似てます。奇しくも管轄省庁は「国土交通省」です。

それにしても、知りながらやっていたとは・・・あきれて物が言えません。雪印を思い出してもらいたいです。
(そう言えば、トヨタもブレーキ問題で信頼をなくしましたね。米国で大きな訴訟問題になりそうですし・・・)

でもって、JALはデルタとの提携を白紙に戻して、ワンワールドとの関係継続を決めました。
見事なダッチロール状態です。新しい経営陣が昨年から引かれ始めた新路線を引き剥がして、今までの線路に付け替えた訳ですが、これから国際線をどう再生させるか?かなり難しくなりました。
デルタとでは独禁法除外適用が厳しいと言われてますが、今JALが北米へ旅客便として就航しているのは、ロス(週7)、サンフランシスコ(週7)、シカゴ(週7)、ニューヨーク(週9)です。
一方、ANAはロス、シスコ、シカゴ、ニューヨークに加えワシントンへ各週7便で飛ばしているのでJALより多いのです。
貨物便や使っていないスロット分を含めるとJALのシェアは大きくなりますが、今回は旅客分野での提携ですから、問題はないかと思っていました。
あと、JALにはホノルルとコナへリゾート路線として週46便があります。ですがハワイ線の特殊事情(日本発需要が多く、ハワイ発乗客が少ない)を考えるとこれも問題が無いのでは思うのです。
確かに、スカイチームに移るコストはかさみますが、長期的に見たら、日本からのフル以遠権を持つデルタ(フル以遠権はノースの遺産ですけど)の方がメリットあるように思えるですけどね~

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