思想の違いかな

シアトルからポートランドに向かう、アムトラック501列車がタコマ南部で脱線して、編成の一部が橋梁からハイウェイに転覆する事故が発生しました。

脱線があった場所は貨物線を改修し高速列車が運転出来るようになった場所で、501列車が初列車でした。

30マイル制限を80マイルで進入したと言う報道があり、そうなれば100km/h以上の高速で脱線したことになります。

その割には写真をみると車体の破損をみるとかなり原型を留めているように見えます。
高速での脱線と言えばJR西日本の尼崎事故が記憶に新しいですが、その際は脱線した場所が場所でしたが車体は原型を留めて居ませんでした。

日本では事故は起きないと言うことを前提に、車体強度について保安基準がありません。一方、アメリカでは、脱線事故が起こった際に車体強度があれば乗客への被害が軽減出来ると言う思想から車体強度について厳しく考えられています。

少し前に日本車両製造が商社経由でアメリカの鉄道公社から受注した車両について、構造強度設計に不備があり、車体強度が納入基準を満たさないことが判明し、受注を断念し賠償金を支払うことになりました。
この辺は日本と米国の車両に関しての思想が違う事をちゃんと理解していなかったのかも知れません。

さて脱線事故ですが、乗客77人、乗員7人の計84人が乗車していたが、運行初列車と言うことで乗客の殆どが「鉄道マニア」だったそうです。
少なくとも乗客4名とハイウェイ上で巻き込まれた車のドライバーなど10名程の死亡が確認されたのとの報道もあります。
事故に遭われた方の冥福を祈ると共に原因究明をして欲しいものです。