JRから譲渡された14系・24系寝台車”ブルートレイン”は、2014年3月現在、バンコク・チェンマイ間の13列車とその復路14列車に充当されています。
今回乗車にあたって、色々と調べたり乗って来たその状況をお知らせします。
【ダイヤ】
13列車 バンコク19:30発 チェンマイ翌9:55着/ 14列車 チェンマイ16:00発 バンコク翌6:30着
Train No. | 13 | Train No. | 14 | ||
Type | Special Express | Type | Special Express | ||
Start-Final | Bangkok/Chiang Mai | Start-Final | Chiang Mai/Bangkok | ||
Stop Station | Arr | Dep | Stop Station | Arr | Dep |
Bangkok | = | 19.35 | Chiang Mai | = | 16.00 |
Sam Sen | 19.48 | 19.50 | Lamphun | 16.23 | 16.24 |
Bang Sue Junction | 19.56 | 19.57 | Khun Tan | 17.21 | 17.24 |
Bang Khen | 20.07 | 20.08 | Nakhon Lampang | 18.20 | 18.30 |
Lak Si | 20.14 | 20.15 | Ban Pin | 20.12 | 20.13 |
Don Muang | 20.21 | 20.23 | Sila At | 21.54 | 21.56 |
Rangsit | 20.30 | 20.31 | Uttaradit | 22.01 | 22.04 |
Ayutthaya | 21.00 | 21.01 | Phitsanulok | 23.29 | 23.39 |
Lop Buri | 21.53 | 21.55 | Phichit | 0.23 | 0.24 |
Nakhon Sawan | 23.31 | 23.35 | Nakhon Sawan | 1.57 | 2.00 |
Phichit | 1.09 | 1.10 | Lop Buri | 3.39 | 3.41 |
Phitsanulok | 1.48 | 1.50 | Ayutthaya | 4.44 | 4.45 |
Uttaradit | 3.10 | 3.13 | Rangsit | 5.23 | 5.24 |
Sila At | 3.17 | 3.27 | Don Muang | 5.32 | 5.34 |
Den Chai | 4.30 | 4.33 | Lak Si | 5.42 | 5.43 |
Ban Pin | 5.10 | 5.11 | Bang Khen | 5.51 | 5.52 |
Nakhon Lampang | 6.57 | 7.07 | Bang Sue Junction | 6.02 | 6.04 |
Khun Tan | 8.18 | 8.21 | Sam Sen | 6.12 | 6.14 |
Lamphun | 9.22 | 9.24 | Bangkok | 6.30 | = |
Chiang Mai | 9.55 | = |
約14時間の旅となりますが、タイでは慢性的に列車の遅延が発生しています。
タイ国鉄のサイトhttp://58.181.223.142/srttts/view/で遅延状況が判るようになっていて、遅延の状況を調べる と概ね13列車では平均的に90分、14列車では30分程度の遅延が生じる可能性があります。
その日の状況によって変動しますが、概ね14列車の方が遅延が少ない様です。
とは言っても14列車でも3時間近い遅延を生じた日もありますので行程には余裕をもっておく良いです。
ちなみに入線は発車時刻の随分前に行われるようで、チェンマイでは1時間前位には入線していました。なお、終着後は30分程度で引き上げるようです。
【編成】
1等寝台車(旧A個室)と2等寝台車(開放B寝台、Bハネ)そして食堂車と荷物車(機関車次位)が連結される。
←バンコク
(荷)+A個+Bハネ+Bハネ+Bハネ+食堂車+Bハネ+Bハネ+Bハネ+Bハネ+Bハネ+(荷)
日によって欠車が生じる場合もあるようです。進行方向先頭から1号車と付番されますが、1号車は荷物車となるので客車としては2号車から始まります。
(よってA個はバンコク発は12号車、チェンマイ発は2号車となる)
乗車にあたっての一番の問題は、編成の殆どが元14系・24系で組成される日もあれば、編成中数両だけ元14系・24系が連結している日もあると言うことです。
今回、乗車前日の14列車を確認しに行った際は、最後尾1両のBハネだけがタイ国鉄車(韓国製)になってましたがその他の寝台車は元JR車でした。
しかし乗車当日(3/15)はバンコク方のA個とBハネの2両、計3両だけが元JR車で、残りのBハネにはタイ国鉄車(東急車両製と韓国製)で組成されていてちょっと残念な編成でした。
特に、A個は2両しか在籍していないので、検査時などは韓国製の1等寝台車が代走するので、注意が必要
【予約】
バンコク・チェンマイ間は観光客にも人気の路線(運賃も非常に安く1等寝台で1953THB)なので早めに購入した方が良いようです。
残念ながらオンラインでの予約システムがダウンしており、現地で購入するしか無いのが面倒。
その為、手数料が掛かるが旅行代理店を利用して事前に購入するのが良いでしょう。比較的バンコク発よりもチェンマイ発の方が入手しやすい傾向にあります。
自分は、バンコクのプログラムD(航空券でも有名?な代理店)にお願いし、乗車の1か月半前に1等寝台車を手配し、エアメールで乗車券を郵送して貰いました。(総計約8千円程度です)
乗車券のクラス欄には元JR車両を示す「JR」が記載されています。予約システムの管理上クラスなので、タイ国鉄車が代走しても大丈夫なように割り当て寝台の数を合わせているようです。
(続く)
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