苦境に立つ茨城空港

9C/CQH/春秋航空 A320 B-9940

茨城空港に乗入れる外航定期便は春秋航空だけに

LCCの乗り入れ空港として頑張ってきた茨城空港ですが、来週から中国南方航空(CZ)の深?線を運航休止(事実上の撤退)となりさらに9月18日でVエアー(ZV)の台北・桃園線が撤退することになり、これで残る国際線は春秋航空(9C)の上海線だけになります。

その9Cも現在の週6便について需要を見ながら今後決定するとの事で、10月の国慶節に一時的な増便を行った後は減便に転じる可能性がありそうです。

茨城空港は茨城県唯一の民間機乗入れ空港として茨城県の肝いり事業として行われた百里基地の民間開放ですが、自衛隊管理空港と言うことで外航機の運航に不自由があるとも言われており、路線開設したものの撤退するキャリアも出ておりさらに今回の2キャリア撤退で苦境に立たされています。

国内線のスカイマークの5便/日だけで今後、増便されるほどの需要は見込まれないのが現状で現状維持が精一杯と言ったところです。

隣接する成田空港も羽田空港へスイッチしていることから発着枠に余裕が出て、LCCへの取り込みもあって当初LCCを茨城に誘致する目論見が潰えてしまい正に苦境に立っている状況です。(まあ、開港前から茨城空港への風当たりは強かったから当然かも)
交通政策が無策の象徴かも知れませんね。

コメント

タイトルとURLをコピーしました