2016年欧州乗り撮り記(その2)

今回宿泊したのは空港から車で10分程のPhonex Hotelです。ここはスポッター(航空機の撮影マニア)の間で有名なホテルです。

Phonex hotel

このホテル(というよりモーテル風なホテルですが)の屋上からバンコク・スワンナプーム国際空港のRWY19Rに着陸する飛行機が撮影出来る絶好なポイントなのです。

なおかつ宿泊費が今回宿泊したデラックスルームでも朝食付きで3000円台と破格で空港との送迎もあり、バンコク市内に向かうエアポートリンクのラートクラバン駅(ちなみにタイ国鉄の駅もある)まで歩いて10分程の場所なので、午前中撮影、午後は観光などと言うことも出来そうなホテルで今後定宿になりそうな予感がします(笑)

バナナただ、ホテルの周りはかなりローカルな場所で、裏庭にはバナナの木が植えられており、おいしそうなバナナが生っていました、周りも住宅が多くバンコク市内と雰囲気は大違いです。


昨晩の遅延で到着が遅くなったので、予定より遅めの7時半に起床して1階のカフェで朝食にします。

朝食 おかゆビッフェ形式では無く数種類のモーニングメニューから選択する方式でしたが、メニューの中にお粥があったのを発見。やっぱりバンコクならアジアっぽい食べ物だよねと言うことで鶏肉団子のお粥をオーダーしました。

朝食が来るまで、オレンジジュースを飲みながらホテルのWifiに接続してFlightrader24で着陸機のスケジュールを確認しているとお粥が到着します。

外人向けの配慮なのかパクチーが少ししか乗っていないのが残念ですが、アジアのお粥って感じです。
スープはインスタントのような感じでしたが生姜のピリッと感がスープにはまり美味しい。


今回はA350の運航便を利用する為にタイトなスケジュールになってしまい、本来ならバンコクで1泊してまもなく引退するとの噂がある元JRのブルートレインをバンコク駅周辺で撮影したかったのですが、残念ながら午後のフライトで欧州へ向かわなければなりません。

朝食の後、カメラを用意して屋上に上がります。屋上にはちょっとした椅子とテーブルが置いてあり、既にスポッターが撮影されていました。
彼もシンガポールから来たスポッターでこのホテルにしばしば利用してスポッティングをするそうです。うーん羨ましいなぁ。

今回の旅行では70-200F2.8Lレンズを持っていこうか悩んだのですが、さすがにレンズだけで1.5kg近くあるので他の荷物を考えて今回はコンパクトが売りの70-300F4.5-5.6Doレンズを持参しました。
コンパクトとは言ってもレンズ自体は800gなのでそこそこの重さはありますが・・・

エアポートリンク朝のラッシュ時なのか日本ではなかなか目にできない航空会社の機体やら機種などが次から次へとアプローチしてきます。A320やB737クラスだと300mm(35mm換算で420mm)でギリギリな感じです。

撮影場所も丁度建物の陰になるので、南国の直射日光を浴びることも無く撮影できるのはうれしいですね。

今回はエアバンドを持参しませんでしたが、Flightrader24でアプローチしてくる機材がグラフィカルに判るので、ホント便利になったものです。レジだって判るんですもの。

撮影しつつエアポートリンクと着陸機が上手くコラボ出来ないかなとチャレンジもしてみましたが、上手くいったのはコレ1枚だけでした。
(その他の収穫はこちら

午後に搭乗するSwiss International Airline(LX)のB777-300ERも到着し10時半までスポッティングを楽しんだ後、部屋に戻り出発の準備をします。

ちなみにチェックアウトは11時で空港行きのシャトルバンは毎時00分にホテルを出発しますので、11時ちょい前にチェックアウトをしてホテルを出発します。

来た時と違うルートで空港へ向かい、バンが着いた場所がLXのチェックインカウンター前だったので空港内で移動する手間が省けました。

今日はスイス国際航空(LX)181便でチューリッヒへ向かい、LX962便へ1時間10分の乗り継ぎ^^;)でベルリンまで向かいます。

バンコクまでは、羽田~バンコクの往復をCXのサイトでオンライン購入、バンコク~ベルリンまではルフトハンザグループもマイレージサービス「Mile & More」で貯めたマイルを使いビジネスクラスの片道特典航空券を利用します。
なのでチェックイン時に帰りの航空券を持っているかと聞かれ、帰りの航空券を提示します。今はEチケットになったので航空券でな無くレシートなんですけどね。

荷物を預け身軽になった後、ターミナル内にオブザベーションデッキ(展望台)があるとの情報だったのでそれらしき場所に行ってみましたが、建物内の奥まった場所から見渡せるだけの場所で撮影には向いてないので、すぐさま撤収して出国手続きをします。

ビジネスクラスなのでチェックインの際にエクスプレスレーンの利用券を貰っていたので、荷物検査と出国手続きも比較的スムーズでした。
制限エリアからもあまり撮影に適した場所は少ないので、ゲート近くのラウンジで一服することに。

EサテライトのTGラウンジを使う様にとのことだったので、TGラウンジはどこだーと探すとありました。
搭乗開始まで30分ちょいあるので、ソフトドリンクとサンドイッチや飲茶で一服です。

最近はラウンジを渡り歩くラウンジマニアも居るそうですが、個人的にラウンジはあまり落ち着かないですね。どうせならこれから搭乗する飛行機をぼーっと眺めている方が好きです(^^;;)

ドリンクと飲茶の軽食を頂きながら一休みし、そろそろ搭乗時刻になるのでラウンジを出てゲートに向かうと、丁度優先搭乗が始まるところでした。

No3ドアから機内に入るとSwissのロゴ
うーんカッコいいなぁ~

LX B777 ビジネスクラス今日の座席は12Aなので直ぐに到着。ビジネスクラスはほぼ満員だったので出来れば一人掛けのシートが良かったのですが、特典航空券だと選択が出来ず自動割りてのシートしか選べなかったのが残念です。
ウェルカムドリンクのシャンパンを飲みながら出発を待ちます。

液晶モニターを大きくて見やすいですが、言語選択にはタイ語や日本語が無かったですね。まあ日本には今の所投入予定が無いから構いませんがバンコク線に投入するならタイ語はあっても良いと思うのですが・・・


ドアクローズしたのは定刻より早く13:00で、クリアランスを貰いプッシュバックが始まったのが13:08でした。
その後タキシングしますが一旦19Lに向かったものの途中で19Rに離陸滑走路が変更となり、Uターンする羽目になりそのお陰で離陸したのは13:45でした。

バンコク市内上空

バンコク市内を眼下に眺めながらLX181は上昇を続け、ベルト着用サインが消えると機内食のチョイスをとドリンクを聞かれます。

前菜は3種の中からスモークサーモン、メインはラム肉、チキン、ビーフ、マカロニの4種から選択だったのでペニンシュラホテル総料理長考案メニューにラム肉をチョイスしました。

(成田発はミクニメニューで、香港、タイ、シンガポール発はペニンシュラホテル総料理長メニューがチョイスできるようになっています)



ドリンクサービスのあと機内食となります。
まずは前菜のサラダでドレッシングはイタリアン(バルサミコ)ドレッシングで。
で続いてメイン

LX181 機内食メイン

デザートかチーズかで聞かれ、Swissならチーズでしょうとチーズの盛り合わせにしました。どうやらここで両方と言えば両方貰えたようです。

食後のコーヒーも前日のCXに比べたら天と地の差。まあYとCの違いっていうのもありますが、全然おいしいです。

食事が終わるとインド上空です。
リクライニングさせてタブレットをいじっていると眠くなってきたので、昼寝?をするかとフルフラットにします。
昔はFでもフルフラットにならなかったのに、今はCでもリラクッスして寝ることが出来ます。

2時間半程のお休みタイムが終わるころにはサウジ上空です。最近のフライトマップは3Dなので綺麗ですが個人的には前の2Dの方が位置が的確に把握できたような気がして好きです。

LX181 軽食チューリッヒ到着2時間前に到着前の軽食サービスがあります。
マスカルポーネラビオリとチキンのチョイスだったので、マスカルポーネラビオリがよく判らなかったのでチキンにしたら、サラダに軽く鶏肉のサテーが乗っているものでした。

あとで調べたらマスカルポーネラビオリってパスタの一種だったようなのでこっちにすれば良かったとちょっと後悔・・・

チューリッヒが近づき乗継便の情報がモニタに表示されるようになりましたが、この後乗り継ぐLX962便はまだゲートNoが確定していないようです。
夜の出発ラッシュ時なのでランプコントロールの大変なのかな?

ドイツ南部からチューリッヒへ向けてディセンディングが始まり徐々に高度を下し、19:35にRWY14へランディングしました。
5年ぶりのチューリッヒ空港です。

チューリッヒ空港

自分の発着回数の多い空港の中で、今まで第二位が成田空港でしたが今回の旅行で成田空港の利用回数を抜き第二位になりました。

成田空港の地位が低くなっているとは言え、第一位の羽田空港と1ポイント差と言う数字でどんだけチューリッヒ空港を利用しているんだいって感じです。

チューリッヒでは1時間10分の乗り継ぎでベルリンへ向かいます。
スイスはシェンゲン協定に加盟していますので、シェンゲン協定国向けの航空機に乗り継ぐ場合はスイスで入国手続きが必要になります。

乗継便のゲートをモニターで確認するとAです。Aゲートのサインに従って進んでいくと最初に保安検査場になりココで手荷物検査を受けて地下に降りてケーブルカーでメインターミナルへ移動します。

Aターミナルに向かう前に入国審査場があり、パスポートを差し出して審査を受けます。
無事に入国が許されて、ハンコが押されました。
後はゲートを目指しますが、自分のハブ空港だけあって後はどこに行けば大体判ります。


9月になり既に日没になったと言え、まだサマータイム中なので21時でも残光があって明るく感じます。
ゲートに行くとこれから優先搭乗が始まるナイスなタイミングで直ぐに機内に入ることが出来ました。

ベルリン行きのLXはA321(HB-IOO)でシャークレット付の新しい機材です。
欧州内はビジネスクラスと言っても3-3シートで、真ん中のB席は使わない運用をするだけなのであまりビジネスクラスと言った感じはしまん。

金曜日のベルリン行き最終便とあってCYとも満席で、搭乗に手間取り定刻の20:45より遅れて21:00にドアクローズします。直ぐにプッシュバックが始まり、タキシングして滑走路に向かいます。
21時を過ぎたので、騒音防止の為近距離線の優先滑走路RWY28が使えなくなり、RWY32かチューリッヒ市街地を避けるように離陸となりました。

LX962ビジネスクラス機内食ベルリンまでの飛行時間は1時間10分の予定なので、機内サービスが慌ただしく始まりました。欧州内のビジネスクラスは機内食がサービスされます。

もう少し飛行時間が長ければホットミールになりますが、この便ではコールドミールです。
LX181で軽食を食べた後ですが、おいしく頂きました。
やっぱりLXの機内食は他社よりも総じてレベルが高いと思います。

ベルリンの街の明かりがみえるようになり22:19にRWY26Rに着陸。TAXI-WAYに入ったと思ったらすぐにターミナルに到着し10番ゲートに入りました。



ボーディングブリッジから降機し、ターミナルビルに入ると直ぐが荷物引き取り所になっています。たいていターミナルビルに入って少し歩いてホールになってような場所に荷物引き取り場があるのですが、ベルリンではゲート脇にあるのです。
これはちょっとびっくり!

プライオリティタグが付いているので直ぐに荷物出てきたのでピックアップし、バス乗り場に向かいます。ターミナル内を歩いてバス乗り場に向かいますが、22時を過ぎているのでお店はクローズし人通りも少なく寂しい感じです。

両替場があればユーロのTCを現金化しようと考えていたのですが、どこもクローズしており両替できず乗り場に到着。前回の旅行時に残したユーロがあったのでそのお金でバスチケットを購入して、中央駅に向かうTXLバスに乗車します。

空港からバスで20分程でベルリン中央駅前に到着します。
ホテルは駅の反対側にある「MEININGER Hotel Berlin Hauptbahnhof」です。駅コンコースを突き抜け反対側に出ると直ぐにホテルがありました。

ホテルからの眺めこのホテルはドミリーもありユースホステルとビジネスホテルが融合したようなホテルで、客層も若くカジュアルな雰囲気です。

駅前でシングルが106.20ユーロ(TAX込)とこの日ベルリンのホテルは総じて高い価格だっただけに1万弱で泊まれるのはラッキーです。
と言うのも最初は中央駅では無く、Zoo駅から少し離れた他のホテルを予約してましたが出発の直前にこのホテルに空きが出たので予約を変更したのです。

フロントでチェックインを済ませてアサインされた6階の部屋に入ると・・・おートレインビューの部屋じゃないですか!
ベルリン中央駅の高架ホームが良く見渡せます。こりゃなかなかの眺めです(笑)

部屋も綺麗だし、この値段と眺めなら十分満足です。


さて明日も早いので、電車見物も切り上げてシャワーを浴びて寝ることにしましょう。

<その3へつづく>

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