2017年7月16日
「やっぱり露天風呂は気落ちいいなぁ~」
と朝7時に成田空港近くの「成田ビューホテル」にある温泉に浸かりこれから暫くお預けになるお風呂を満喫し、部屋に戻っては前夜買い込んだ朝食を済ませて、ホテル8時発のシャトルバスで第一ターミナルへ向かいます。
成田を朝出発する場合、朝のラッシュに巻き込まれて成田に着くまでに疲労してしまうので、なるべく前泊して空港に向かう様にしています。今までは空港に一番近かったホリデイインを使ってましたが、温泉があるビューホテルに鞍替えしてしまいました(笑)
第一ターミナルまで20分程で到着、まずはANAカウンターでチェックインをしますが、自動チェックイン機ばかりで、取りあえずボーディングパスだけ貰って、荷物は乗継ぎ先のチューリッヒ(ZRH)まで預けたいんだよなぁ~と出て来た荷物タグを眺めていると案内の人が来たので、「荷物は乗継便まで預けたいだけど」と言うとこちらのカウンターで手続きいたしますと丁寧にご案内してくれました。
カウンターで「荷物は香港で乗継先のチューリッヒまで預けたい」とSwissのE-TKT控えを見せるとテキパキと手続きをしてくれますが、チューリッヒからブダペスト間も手続きしてしまいますが、荷物はチューリッヒで良いのですかという問答があり、「ZRHから先は搭乗放棄しますので」と言うと「判りました」とZRHまでのタグを出して荷物にくくりつけて、取りあえず無事に荷物はZRHまでさよならとなりました。
次は両替と言うことで出発階の邦銀のレートを確認してから、空港内でレートが一番良いとされている空港直営のGAPに行ってみるとやはりレートが良いのでこちらで、150ユーロ(EUR)と50スイスフラン(CHF)を両替しておきます。
ちなみにこの日のレートは
1EUR=132.57 1CHF=121.85
で、邦銀より1ユーロあたり1円ほどのレートが良かったですが、そもそも少額なのでジュース1本分位の差ですけどね。
後は搭乗ゲートに行ってのんびりするかとガラガラのセキュリティチェックと出国審査場を通過してゲートに向かいますが、搭乗券の座席番号とゲート番号を間違えて逆方向の第三サテライトへ向かってしまい、途中で気が付いたものの33番ゲート近くから滑走路が良く見えたので、ちょっと撮影をしてから、正規?のゲートに移動です。
香港行きのNH809便は国内・国際線共用ゲートの57Bからの出発です。
搭乗開始時刻間際になってもあまりゲート近くには乗客がまばらでこれなら空いているカモと言うことで、優先搭乗の後、第一ランナーのB767-300ER、JA612Aに乗り込み、個人的に定位置にしている機体最後尾を目指して突進していきます。
36Kの座席に座りドアクローズを待ちますがどうやら、この便はさほど混雑していない様子です。三連休の中日ですからね。
結局、ドアクローズまでに隣席には乗客は現れず、これなら香港までくつろげます。
ほぼ定刻の10:07にプッシュバック開始となり、10:29にRWY16Rから離陸し、太平洋を南東に進みます。
今日のフライトタイムは4時間14分との事でしたので定時で着けそうです。
隣席のモニタにはフライトマップを表示させておいて自席は何か面白い映画でも無いかなと見ていると「君の名」がありました。
話題になっていたので一度は見てみたいなぁと思っていたのでこれは好都合と早速、再生を始めます。
富士山の山頂が雲の上にちょろっと見える頃には巡航高度まで昇ってきました。この後はドリンクサービス、機内食サービスと続きます。
機内食のチョイスは、和食と洋食の選択ですが、和食はちらし寿司、洋食はチーズハンバーグとどちらも日本食じゃないと突っ込みを入れたくなります(笑)
洋食にはパンが付くので、洋食を選択することに。
味の方はファミレス並みかな。日系キャリアでは機内食に素麺やソバなどの麺が付くのでありがたいと言えばありがたいのですが、美味しく無いのが残念なんですよね~
「君の名は」は、タイムリープと男女入れ違えと言う「転校生」と「時をかける少女」的な映画を足して現代アニメで乗じた映画でなかなか面白かったです。
ただ、最後のシーンだけは納得がいかなかったなぁ。
別れて再び出会うシーン。お互い電車に乗って同じ方向に進む中、二人はそれぞれ探している人だと気が付き次の駅で降りて戻ってくる場面のところです。
三葉は新宿駅の南口からタキは千駄ヶ谷駅からお互いを探し合うのですが、三葉は新宿では無く、原宿駅で降りるのが自然な流れなんですよね。
まあこれはマニアの戯言ですけど。
映画を見た後は、タブレットで電子ブックなどを読んだりしながら過ごしていると、香港空港に向けて降下が始まります。出発後に機長からのアナウンスでは香港の天気は「雨」と伝えられており、香港に近づくにつれ雲が多くなり立派な積乱雲の姿も。
気象条件が良くないようで、香港東のホールディングポイントでは降下しながらホールドしてファイルへ。
非常に残念なことにこの日のRWYは27の様で、香港の南を通過して一度西側に出てから空港へ向かうコースです。
建設中の香港とマカオを結ぶ橋を眺めながら14:02にRWY27Lへ着陸します。
あー27で雨かぁ。
この後、夕方まで展望デッキで撮影する予定でしたが、離発着が27だと展望デッキでは撮影は厳しく、27側の撮影地は雨だと逃げる場所が無いからなぁと失望の中、ターミナルに到着。
入国審査もガラガラだったのですぐに終了して到着ロビーへ。
ATMで300香港ドル(HKD)をキャッシングして、まずは出発階の車寄せ東端行ってみます。
ココからRWY27Rから離陸した機体を狙える場所ではあるのですが、場所が喫煙コーナー的な場所で「煙い」ので好きではないのですが、今は雨は止んでますがこの後に、大雨になっても直ぐにターミナルビルに逃げられるので安全なココで撮影することにします。
スポッティングは夕方17時半過ぎで切り上げて、エアポートエクスプレスで街に出ることにします。
オクトパスカードの残額を券売機で確認すると60HKD程度しか残って無かったのでこれでは足りなくなるので、100HKDをチャージしようとするのですが、券売機ではエラーになってしまいます。
もしかして「ご無沙汰カード」になってしまったのか?と窓口に行くとすんなりチャージ出来たので券売機が悪かったのか?
丁度やってきたエアポートエクスプレスに乗り込み中環へ向かいます。
それにしても香港は先進的な都市です。空港の到着ロビーから段差なくエアポートエクスプレスに乗れるのは凄いです。もともと香港の交通機関は安いのでそれに比べると割高な乗り物ですが、それでも片道110HKDまして自分の様に同日の往復なら片道分で済むのは魅力ですね。
車内はリクライニングしませんが、無料WiFiがあり車両によってはUSBポート付いており充電も出来てしまうのですから、中環までの24分はあっという間です。
中環駅の真上に美味しい小龍包のお店があると聞いていたので探してみるとありました「翡翠拉麺小籠包」。
入口前には待っている人が10人位いたのですが、案内のかかりに1人だと言うと直ぐにカウンター席に案内してくれました。
店内の隅っこにあるカウンターに案内され、渡されたメニューを眺めると日本語も併記されているので助かりました。
その中からこの店自慢の四川担担麺と小龍包、これだけだと足りないかなと蝦の粥を注文します。
暫くすると先に麺が到着するのが香港らしい。
どれどれ本場の担担麺を頂きましょうと、まずはスープから。
「ん、思ったほどコクが無いぞ」
日本の担担麺に慣れているとそれが担担麺なんだと思い込んでしまって、本場との味の差が明確に出てしまいます。正直、日本の坦々麺とは別物だと思った方が良いなと言うのが感想です。
で続いて小龍包。
こちらは想像通りの味で美味しい。
皮の中に溢れる肉汁が脂っこく無くそれでいて旨味があるから、食べるとなんか幸せーって感じになる。4個ペッロと食べてしまうと粥が到着。
さてこちらは・・・
生米から粥にしたのかお米に少し芯が残っている感じです。干し蝦の出汁は出ていているのでスープの方は悪くなんですけど~
なんだろうこの物足りなさ感は。
先に坦々麺を食べてしまったので舌に辛さが残っていたからか?
とか何とか言いつつも完食
いやーお腹いっぱいになりました。
会計(217.60HKD)をしてお店を出ると来た時よりかなり入店を待っている人が増えてましたね。
さてこの後は、散策でもするかとスターフェリー乗り場に向かうのですが、どうもいつも遠回りしてしまうんですよね。スターフェリー乗り場からの伸びる歩道橋を使えばいいのに、暑いから変にビル中を進んでいこうとするから、この日も西側の歩道橋を渡る羽目になり遠回りしてスターフェリー乗り場へ。
まあお蔭でいい散歩になりました。
スターフェリーは奮発?して上層デッキへ。
オクトパスカードで支払えるので楽ちんです。この辺はICカードの威力発揮です。
まもなく離岸するフェリーに乗り込み、ビクトリアハーバーをどんぶらこと揺られます。
およそ10分ほどの船旅で、九龍側に到着です。
相変わらずの人が多いこと。シンフォニアナイツまで時間があるし、前回も見ているから散歩しょうようとラッフルズホテルの前からネイザンロードに入っていきますが、昔の様な看板が無くなって寂しいですね。
香港といえば電飾きらめく看板の下を二階建てバスで乗るのが好きでした。
今はそんな面影が無くなってしまいました。
チムサーチョイのあたりを適当に歩いてみますが、昔さながらの路地も残っていれば真新しい複合ビルになっていたりと香港のダイナミックな動きを実感した後、今度は地下鉄に乗って中環へ移動します。
香港の地下鉄車両も変わってないようですが、そろそろ置き換え時期じゃないのか?
中環駅から香港駅に移動してエアポートエクスプレスで早めに空港に戻ります。と言うのは結構汗も出たのでシャワーを浴びたいなぁと思ったのです。
空港内のラウンジで250HKD払えばシャワールームを30分間使えるのでとっとと出国手続きをして40番ゲート近くにある「Plaza Premium Lounge」へ直行します。
受付でシャワーを利用したと告げると、満室なので22:30から空いているとの事。搭乗開始時刻が23:10なのでシャワー浴びてそのままゲートに行けば丁度良いかなと、22:30からを予約してもらい料金をカードで払って、一度近くのゲート前座席に移動してそこで時間まで時間を潰してから時間になったら再びラウンジへ。
いやーさっぱりしました。
さてLX139の搭乗時刻ですゲートに向かいましょう!
(つづく)
コメント