レジャー利用に厳しいETC割引の改正

11月の終わりに国土交通省が発表した高速道路(NEXCO)の料金割引案につ いてを見ると、レジャーで高速道路を利用する人にとっては痛い改悪になりそうです。

あまり報道されていなかったのが、「マイレージ割引」の割引率変更で、今まで5万円相当を利用すると8500円分の還元があったのですが、これを5000円に引き下げると言うものです。

もともと5万円のハイウェイカードを購入すると8500円分のプレミアが付いていたのが、ハイウェイカードの偽造続発により発行停止にし、ETCへ移行した際に引き継がれたサービスであったのですが、他交通機関の回数券並みの割引率にするためと理由づけがありますが、昔あった京葉道路の回数券なんか高額だと結構なプレミアだった記憶があるんだけどなぁ

休日割引も大都市近郊区間では廃止になり、地方部でも3割引となると都内から郊外へ利用するとなると実質2割弱の割引になると思われます。
通勤割引も平日限定となり、さらに「最大5割引」と表現で、付帯条件として「月当り利用回数などの要件を満たした場合、後日割引相当分を還元」と明記されており、要件を満たさないと5割にならないと言うことで、たまたま利用した場合だと割引対象にならない可能性もあります。

深夜割引も3割に減じられますから、レジャー目的の利用者を狙い撃ちした感があります。
消費税増税で高速道路料金も上がりますから余計に値上がり感が出そうです。

休日割引について「都市間高速道路料金割引検討会」の答申には「大都市部では土曜の午前や日曜の夕方に渋滞が大きく増加⇒ 導入しない(大都市部)」とありますが、今回の改定で今まで、夜間シフトしていた利用者が戻って来て渋滞を増やす事になるのでは?と思っています。

ちなみに「大口・多頻度割引」は割引率が拡大されて最大30%割引が40%割引になるそうです。
個人的には物流輸送はトラック輸送より鉄道や船舶を使った大量一括輸送にシフトすべきと考えているんで、「大口・多頻度割引」は割引率を下げてもいいと思うんですけどね。

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