AIRDO、整備データを改竄

AD/ADO/AIRDO B767-300 JA8359

AIRDOのB767-300型機

AIRDOは、整備計画担当者が、規定の整備時期を最大約3カ月過ぎていたことに気づきながら、期限が来ていないように社内システムを不正に改ざんしていたことが発覚、国土交通省に報告し、厳重注意を受けました。

そもそもAIRDOは会社規模に対して、保有機種が多すぎるのも問題です。
 B767-300ER
 B767-300
 B737-500
 B737-700

機種が違えば、整備に関するマニュアルが異なり、それ相応の整備体制やチェック体制を引かなければなりませんが、大方、整備計画を担当者が少ない(と言うより一人だったのでは?)のが原因でしょうね。

AIRDOは経営破たん後、ANAの支援の元、本州対北海道のローカル線運航の受け皿として、ANAの路線を機体毎譲り受け、路線拡大をしてきた経緯もあって機種が複雑化しています。
単純に機種を見れば、B767とB737だと思われがちですが、実際には4機種存在していると思った方が良く、B737では-500と-700では世代が異なり完全に違う機種です。
複雑化した機体運用に対して、整備に関わる要員も昔のB767単一機種時代のままだったのではないのでしょうか?
ANAとの兼ね合いもあって難しいのは判りますが、これを機会に早い内に機材統一を図った方が良いとは思います。

今回のトラブルはJR北海道のように組織ぐるみの検査隠しでは無いようですが、こういう話を聞くとなんか北海道全体が疲弊しているのでは無いかと感じます。
なんかこう北海道が黄色信号とは言いませんが、なんかこのまま行くと大変なことになるんじゃないかなと・・・
北海道を日本と言う国がどう支えていくのかと言うことをそろそろ考えないと、そう遠く無い将来に北海道まるごと破綻なんていうことがあるかも知れません。

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