経営難が続いているJR北海道ですが、平成28年7月に「持続可能な交通体系のあり方」についてを発表し、自治体との協議開始を呼びかけましたがJR、国、道、沿線自治体の温度差からなかなか協議が進まない状態です。
このままで行けばそう遠くない将来、JR北海道は経営破綻するのが見えています。
今回、JR北海道が持続可能とした線区以外のいわゆる廃止対象路線について詳細な線区データがJR北海道のホームページで公開されました。
この資料をみるといかにJR北海道のおかれた状況が判ります。
まだすべては見てませんが、宗谷本線名寄以北データを見て驚愕しました。特急が走っていてもココまで酷いとは・・・
もう都市間輸送の特急列車以外ではもう使命を終えている言って良いでしょう。
数字を見ただけなら廃止するのが当然でしょうと思います。
でも、本当に廃止しても良いのでしょうか?
持続可能線区だけ残したとしても、将来に渡ってその路線を維持出来るのでしょうか?
北海道新幹線が開通すれば、飛行機からの利用者移転が進むのでしょうか?
北海道と言う広大な大地。
ロシア国境と接する国土。
本当に鉄路は不要でしょうか?
「経営」「経済」という面だけで片付けて良いのか?
個人的には北海道の場合、「安全保障」と言う側面も議論しても良いのではと思っています。
そう言った広範囲に渡っての議論が行われることを期待しているのですが、廃止ありきの議論ではなかなか進まないだろうし、失うものも大きのではと心配しています。
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