今回の台風21号で被害が大きいと言うか、大阪経済の活動被害と言うような関空の台風被害。
まさか台風で停泊中のタンカーが走錨して連絡橋に激突するなんて想定外と言われてますが、過去にも台風で停泊中の船舶が走錨して座礁したり沈没していたりしてます。
古くは青函連絡船は函館湾内や沖合で洞爺丸を始め5隻の船が台風で沈没し1100人以上の死者を出した洞爺丸台風がありました。
今回、激突したタンカーは前日から沖出ししてましたが避難判断が甘かったかと思いますが、空船だったのは幸いです。もし燃料を積んでいたら連絡橋が吹き飛んだでしょうね。
連絡橋が不通にお陰で関空はまさに絶海の孤島になってました。
昨日、片側の連絡橋を使ったバスと高速船での輸送が始まりましたが、なんと1日では輸送しきれなかったと言うのには驚きました。
渋滞とか色々な要因があったとは思いますが、台風の中あれだけの利用者が空港に居たのにも・・・
まあ「いままで」なら台風が過ぎ去れば、運航は再開されるし、国際線なんかは台風が過ぎ去った頃を見計らって時刻変更して運航することが多いので、空港まで行けばと思って早めに空港入りした人も多かったのでしょう。
ただ今回は「いままで」とは違いすぎました。
今年の台風は色々と教訓を残した筈です。でも人間で忘れるんですよね。
次に同じような台風が東京を直撃する時には羽田は水没し、東京湾では走錨する貨物船が湾岸地区に激突し、湾岸地区を走る地下鉄から浸水してストロー効果で都心部へ・・・なんてストーリーが簡単に出来きるだけに怖いです。
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