役目を終えたか房総特急

好調なNEXと低調な房総特急

好調なNEXと低調な房総特急

JR東日本が発表しているお盆時期の輸送状況についてのニュースリリースを見て、やはり房総特急の役目はほぼ終わったなと思ってしまいました。

2019年度は曜日配列も良く各線区とも前年度以上の輸送成績を残しているなか、前年対比で下回ったのは上越新幹線と房総特急(わかしお・さざなみ)だけです。
新幹線は前年対比99%なのでまあ、前年並と言っても良いですが、房総特急は95%となっています。

昨年度の輸送実績リリースでは夏休み期間中の総計となっており単純に比較は出来ませんが、2018年はお盆時期に台風による輸送障害が発生しており、前年並なら輸送人員ベースで増えてもおかしくは無いのですが、マイナスです。

以前からこのBLOGでも取り上げていますが、房総特急で行くレジャー客の減少は深刻です。海水浴客の減少もさることながら、道路整備による車の普及に加え鉄道の線形が悪くスピードアップも出来きないとあって減少が止まりません。

稼ぎ時のお盆の時期でこれでは、通年でみたらどうでしょう。お盆時期以外に房総への観光特需は殆どありませんから良いことは無いでしょう。

ただ、個人的に房総地域は東京から近い割に観光開発が昭和40年代で止まっている地域だと感じています。
「いすみ鉄道」の様に、まだまだ観光開発の余地は残っていると思うのです。
せっかく海と里山があるのですから・・・

今、房総特急用のE257系500番台が余ってますから、「乗って食べて楽しむ列車」を創造できないものでしょうかね。

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