民主党が公約に掲げる「八ツ場ダム中止」で、ダムに沈む温泉となる筈だった川原湯温泉。
ダム工事も佳境となり、3年前から温泉街から家屋が消えはじめました。
架け替えになる橋や道路、鉄橋が訪れる度に増えてきて、もうすぐダムも完成するんだろうなうなと思っていたら、ダム本体の工事はこれからだったんですね。
ダム工事の入札が延期のニュースで初めて知りました。
無駄な公共工事を中止にするのには賛成です。利根川水系でダムをこれ以上作る必要は無いと思います。
ただ、八ツ場ダムの場合、ここで中止したら今までの反対運動そして和解は何だっただろうとなってしまいます。
中止するなら、地元の人々が納得するような形でけじめをつけて欲しいところです。
コメント
群馬県知事 「地元住民や関係市町村、1都5県の意見を聞くことなく建設中止したことは言語道断で極めて遺憾。」
茨城県知事 「中止の判断に至った理由、代替案などについて何らの説明もないことは極めて遺憾。」
埼玉県知事 「民主党の公約そのものがルールを無視したもの。」
千葉県知事 「私も視察に行ったが、あの状況で止めるのは大変。地元の人達の国への信頼もなくなり、協力への躊躇が出るのではないか。」
東京都知事 「基本的に建設反対に反対。7割もできているプロジェクトをやめる意味は、理解できない。」
立地予定の群馬県を除く周辺の1都4県の知事は、中止の際には支出済みの負担金約1500億円の返還を求めることで一致した。前原国土交通相は返還すると語った。
治水の必要性は、河川の流域に住んでおらず、浸水被害を経験したことのない鳩山由紀夫には実感はないはず。
後始末はどうするのか。例えば、既にできている高さ約100mの巨大な複数の橋脚は、撤去するのか放置するのか民主党は具体策を示さなければならない。