ガラケーと言えば日本で独自文化を突き進んだ携帯電話でのことを指し、世界標準の流れから取り残され日本の携帯機器メーカーが自滅してしまいました。
実は同じことが日本の鉄道も起きているのでは?と最近思うようなりました。
良く「日本の鉄道技術は世界一」みたいなテレビ番組があったりしますが、実は世界一では無くて独自進化を遂げた日本だから、唯一無二だから世界一と勘違いしていると思うのです。
例えば新幹線技術ですが、既に中国の路線延長は日本を軽く抜きます。中国の国土は広大ですから高速鉄道でも広州と北京までは長時間を要しますが、以前に比べればかなりの速達になりました。
中国の新幹線では日本の技術がベースになっている様ですが、ボンバルディアやシーメンスなどから高速鉄道技術も取り入れて進化しているとも聞きます。
2011年の脱線事故で大破した新幹線を地中に埋めようとした映像は中国の安全軽視の姿勢が衝撃的でしたが、世界中からの批判を浴びてその後は安全軽視が改められてその後は有責死傷事故は報道されていません。(まあ報道管制があるかも知れませんが)
路線延長もどんどん伸びてきておりシルクロードを抜けて欧州まで直行させようと言う夢物語も、もしかしたらそう遠くない未来に実現するかも知れません。
一方、日本の新幹線は東京駅で分断されていて相互直通する計画すらありません。会社が違うから、交流電化の周波数が違うからとか消極的な理由ばかりです。
需要という面で見れば大きくは無いかも知れませんが、大宮から大阪へ向かう需要や高崎から浜松に向かう需要って皆無では無い筈です。
政治の形態が日本とは大きく違いますから一概に比較するのは適切では無いとは思いますが、単純に中国の新幹線を見ていると日本が小さく見えてしまいます。
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