航空管制のコンピューター化を考える

旭川空港で、悪天候の中降下進入中のANA機が管制官の指示で降下していたら、対地接近警報装置(GPWS)が作動して、降下を中止し上昇するインシデントが発生しました。

原因は、管制官が誘導できる最低高度を失念して高度指示を出したことによるのですが、こういうミスは、絶対に起こらないと言えないのが人間な訳で、ハイテクと思われがちの航空輸送の世界で、実は一番重要な離発着のかなりな部分が人間のローテクによって賄われているのです。

現在のIT技術で、管制業務をコンピューター化するのは技術的には確立しているそうですが、色々な事があってコンピューター化が進んでいないのが実情です。
せめて、今回のように、守らないといけない最低ラインを外した指示をだしたらコンピューターが指摘するような仕組みづくりはしてもらいたいものです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました