フィリピンのナショナルフラッグキャリア、フィリピン航空(PR/PAL)は、米国連邦裁判所にチャプター11の適用を申請しました。
これにより米国内のPR資産が保全されることになり、今後も運行を継続しながら経営再建を図ることができます。
新型コロナウイルスの影響で航空需要が激減し、昨年度は大幅な赤字を計上しており、収益改善には至らず、今回のチャプター11申請により債権者には20億ドル超の債権放棄などを要請し経営再建を図ることになります。
PRは1999年のアジア通貨危機でその影響を受けて運航を一時を停止し、その後運航を再開し会社再生を図り、一時は景気後退による損失計上する時期もありましたがその後は持ち直して、2019年にはANAが出資して提携関係を結んでいました。
しかし昨年からのこのコロナ渦を乗り切ることは出来ませんでした。
PRは以前にはジャンボで成田へ就航していた時期もあり、アジアでも歴史のあるナショナルフラッグでしたが・・・
現在は羽田線をA321Neoで運航しており当面は運航が継続されると見られています。
この先経営再建が上手く行くと良いですが・・・
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