千葉県のローカル線、JR久留里線はJR東日本の中で営業係数が13580円と収益悪化でついに廃止協議が始まります。
木更津から上総亀山まで約32kmのうち久留里から上総亀山までの約10kmが廃止対象となっていて、既にこの区間を走る列車は9往復、通勤通学輸送、それも通学輸送がメインとなっていてのでダイヤは朝と夜に偏っています。
昼間は14時台に1往復があるだけ、この列車もお昼で早く学校が引けた時に使えるように設定されている感じですが、どちらかと言うと乗り鉄用ですね。
この区間には2006年頃に乗車していますが当時はキハ30で運転されていて、まだ昼間でも運転本数もあって昼間に上総亀山に着いて、亀山温泉に入って次の列車で帰ってくることも出来たのですが・・・
この辺りは完全に車社会ですし観光需要も期待できない地域ですからバス転換は致し方無い気もしますが、廃止してしまったらこの地域の過疎化は進むのでは無いかと危惧しているところです。
一方、いすみ鉄道は昨年の脱線事故で復旧に必要な費用を千葉県が捻出する補正予算が成立しました。
脱線事故でこれまでしっかりした保線が出来ていなかったと言うことが判明した訳ですが、これまでいすみ鉄道が築き上げてきた信頼が一気に無くなってしまいました。
なにせ脱線した理由が前代未聞と言うかそんな事が有るんだとビックリしたものです。これまで車体重量が重いキハ52が走っていたのですから保線状況はしっかりしているのかと思ってましたが・・・
まだ函館本線で発生したレール破断の方が潮風で腐食した方のが判らないでもないですが・・・(と言っても見過ごされていたのも問題ですが)
いすみ鉄道は沿線の学生輸送が大きな柱です。バス代行で不自由を強いられている訳ですから早い復旧が望まれますが、今後のいすみ鉄道のあり方は考える必要があります。
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