2つの顔を持つ三岐鉄道

三岐鉄道三岐線 鉄道
三岐鉄道三岐線

三重と岐阜を結ぶ鉄道として誕生した三岐鉄道ですが、岐阜県まで通じる事無く三重県内で完結している鉄道です。
面白いのは筆頭株主が太平洋セメントで主たる輸送は貨物輸送で東藤原にある太平洋セメント工場からJR富田駅を経由して四日市港まで運ばれるセメント輸送で、旅客も多く運転本数もそれなりにある路線です。

富田駅では貨物はJR駅、旅客は近鉄駅に分かれて運転しているのも珍しい形態で、近鉄と関係が深いと言う訳でも無く、走っている車両は元西武の車両で最近になってJRから211系を購入して西武車の置き換えが始まったところです。
貨物に元西武車と最近は沿線で撮影する撮り鉄の数も増えていて注目の線区になっています。

北勢線阿下喜駅

北勢線阿下喜駅


さらに面白いのは員弁川を挟んで桑名から阿下喜を結ぶ北勢線があり、こちらは2003年に近畿日本鉄道からを譲受した路線で旅客輸送のみでさらに軌間が762mmのナローゲージの鉄道とかなり特徴的な路線になっています。
元近鉄路線だったことからか北勢線は全線でICカードが利用できるのですが、三岐線ではICカードは使えず窓口で硬券発売がされているのも同じ会社なのに・・・と思うほど異なっています。

この2路線が残っているのは沿線の利用者が多いこともあるのでしょう。
地方鉄道が頑張っている姿を見るとなんか嬉しくなってしまいます。

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