富士フィルムが、23年末をもって「APSフィルム販売終了」することを発表しました。
APSが世に出回ったのが1996年で約15年で幕引きとなりました。
登場当時は、35ミルフィルムから新フォーマットのAPSに置換わるだろうみたいな記事がありました。
1998年頃からデジタルカメラがコンシュマー向けに価格が下がってきて、APSは35ミルフィルムとの競争の他に、デジタルと競争が加わり、デジタル一眼が発売されると、一気に35ミルフィルムからデジタルに乗り換えるようになり、APSには見向きをされなくなりました。
コンパクトカメラやレンズ付きカメラでは、使いやすさからそれなりに売れていたのですが、デジタル時代の今ではAPSフィルムは過去の遺物になってきた訳で、ついに富士フィルムが販売から手を引くと残るはコダックだけになりますが、こちらもそう遠くない時期に発売をやめる可能性が高いですね。
35ミルフィルムもポジ派の需要が若干あるようですが、こちらも風前のともし火状態のようですし、デジタルの波に飲み込まれる日がやってくるかも知れません。
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