急行「はまなす」

今回の旅の目的に青森～札幌間を走る急行「はまなす」に乗車することがありました。

この列車はJRで唯一の急行列車で普通車指定席、自由席、B寝台車を連結した伝統的な都市間輸送の夜行列車です。

平成一桁時代まではこのような列車がまだ残っていましたが、高速道路の進展、社会情勢の変化で利用車が減り、本州と北海道を結ぶこの列車だけが生き残っているだけで、それも北海道新幹線が新函館まで開業時には役目を終えると言われています。

この列車に乗るのは2回目で前回は、青函トンネル開業日。青函連絡船上り最終22便羊蹄丸で青森に着いて、下りの「はまなす」で札幌まで乗車して以来です。

今回乗車したのは夏休み直前の日曜日とあって所定7両編成で乗車率は座席車は60％程度、寝台車は下段が埋まって上段に若干空きがある程度でした。
残念なのは「はまなす」名物？のカーペットカーの連結が無く14系座席車が代走でした。

乗車したのは6号車の「ドリームカー」でこれまた学生時代に急行「まりも」に連結されるようなった車両で指定席料金でグリーン車以上の豪華な座席で寝れるとお世話になった車両です。

個人的には床の固いカーペット車より寝やすいのではと思いながら「まりも」「大雪」「利尻」「すずらん」を宿代わりに旅した時代を懐かしく感じる旅でした。

こうやって「旅」を感じさせる列車が消えていくのは残念です。