薩?(さった)峠ハイキング

由比の春桜エビ漁が解禁になって今年は豊漁のニュース。青春18きっぷも余っているので出かけようと言うことになったのですが、以前に友人から教えて頂いた由比から興津に至る旧東海道の薩?峠ハイキングコースを思い出して、ハイキング&グルメに出掛けてきました。

東京駅8:17発の快速アクティに乗車して静岡を目指しますが上野東京ラインが開通してから東海道線に乗車する際は東京駅から着席できるか結構微妙だったりするので気が気じゃないですね。

15両編成だったので後方車両の方が空いているだろうと14号車に並んで待ちましたがボックスシートは埋まっていたのでドア横のロングシート部分で我慢。
熱海で静岡行に乗り換えますが、15両から一気に6両に短くなり座ることは出来ず立ちん坊で興津へ向かいます。
1時間程で興津に到着。静岡行からかなりの乗客が降りて、薩?峠が人気なのか?と思ったら3番線の興津始発の浜松行きに乗り換る人の流れでした。

さて「興津」は東海道17番目の宿場町で、「あんこの故郷」として有名らしいです。駅から旧国道1号線を由比方面に歩いていくとたい焼き屋さんがあります。
2016_04_09_0059「興津のたいやき伏見」の看板を見て釣られて入店。
1つ100円とリーズナブル。

お店前の椅子に座ってたい焼きを食べていると駐車場もあってひっきりなしにお客さんが入っていきます。
地元にもたい焼き屋がありますが、100円じゃ買えませんし、皮はカリカリで餡は甘すぎず美味しく、尻尾まで餡が入っていました。

たい焼きを食べて少しお腹に入ったところで歩き始めます。東海道線の興津川橋梁を見ながら歩きます。1986年8月にこの鉄橋でEF55-1の「沼津機関区100周年記念号」を撮影したなぁ~と当時を懐かしみながら橋を渡ります。その時は土手で野宿したんだよなぁ~(笑)

興津川を渡る旧道がバイパスと合流するあたりで東海道線の踏切を渡り、一気にハイキングコースらしくなります。
坂道を登り小高い丘に出て墓地脇から山道に入って行きます。いきなりの急坂?で嫁さんから苦情が出ます。
ココって健脚コースでしょ!って(笑)

でもそんな坂道も5分でおしまい。一気に視界が晴れて目の前に富士山が姿を現しました。
2016_04_09_0063ココで一息付けながら、ちょいと撮影タイム

やってくる東海道線を撮影してから再び由比に向かって歩き始めます。
ここからは平坦の山道を歩くことになります。この辺は海岸線が山に迫り昔は難所の一つだった訳です。
東海道五十三次の浮世絵、歌川広重「東海道五十三次・由比」で有名な場所でもあります。

今回、由比から歩くのでは無く興津から歩いたのは、富士山を見ながら歩けるからです。
由比からと富士山を背にして歩くことになりますから興津側から歩くと景色が良いと言うわけです。

歩いて15分程で薩?峠展望台に到着。ココからの風景が一番人気と言うかココには駐車場もあり別ルートですが車で来ることが出来るのです。なので展望台は結構賑わってます。
2016_04_09_0090ここからだと東海道本線、国道1号バイパス、東名自動車道と大動脈を富士山が眺められなかなか絶景です。

春先に富士山が綺麗に見えるのも中々無いので運が良かったかな。
山腹に咲く桜が良いアクセンになりました。

ここから先は舗装された道路を歩くことになります。
まわりはみかん農家のようで、大きなみかん(夏みかん?)で一杯です。
2016_04_09_0102丁度、みかんと桜と富士山をワンショットになる場所があったので撮影です。
この後、富士山には雲がかかり始めてきました。

この辺は農業用のモノレールの線路があちこに敷設されています。
モノレールが走っているところを見てみたいものです。

道路は狭く車が来る度に一旦停止して避けなければなりませんが、こんないい天気で暑くも寒くもない陽気に車で移動なんて勿体無いです(笑)

由比まではなだらかな下り道です。興津側で一気に上がりだらだら降りると言う感じです。
道脇に所々に無人販売所があって、みかん類が一袋100円で販売されています。

場所によってみかん種類が違うのですが、1袋100円なんです。違う種類を見けては買ったのでバックが重くなりました。
買ったのはポンカン、夏みかん、スルガエレガントと言う種類でどれも帰ってから食べましたが美味しかったです。ちょっと重いけど東京じゃ100円では買えませんからね。

興津駅から歩き出したのが11時、ゆっくり歩きながら由比駅には13時半。市のホームページには2時間半のハイキングコースとなっていましたが、予定とおりの時間で到着することが出来ました。

この後は遅い昼食と言うことで、駅から歩いて10分の開花亭さんへ。
14時前でしたが結構混雑していて30分位待つとの事でしたふが、後は帰るだけなので暫くまって、ようやくお昼にありつけました。
2016_04_09_0111嫁さんと二人で桜エビを堪能します。
やっぱり生の桜エビは美味い!

駅への帰り道、鮮魚屋で桜エビを購入します。この為に保冷バックを持ってきたのですから・・・
駅には16時前に戻りました。

2016_04_09_0120由比駅16時発の静岡行きに乗車。まっすぐ帰れば良いのですが、それではもったいないし来たついでに岳南鉄道に寄り道です。吉原駅で下車して岳南電車のりばで1日乗車券(700円)を購入します。

丁度、電車が発車するところだったので急いで元、京王電車に乗り込みます。
(終点の岳南江尾まで往復するなら1日乗車券の方が安いのです)

富士の工場地帯を走る岳南電車。
貨物輸送していた頃の側線跡を見ながら終点までは20分弱の旅です。
終点で直ぐに折り返して吉原まで戻ります。
本当は途中で下車しながら戻りたかったのですが、苦情が出そうだったので単純往復で我慢します。

再び東海道本線に乗りこみ熱海で乗り換え東京には20時過ぎに到着。
1日楽しむことが出来ました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました