羽田空港の昼間北米線が開設されることになり、DLが成田空港からのニューヨーク、バンコク線、乗継専用関西線を10月末で運休することを発表しています。
特に、DLのニューヨーク線撤退と言うのは一番ビックリしました。ニューヨークもJFK路線ですからね・・・
元々DLは羽田空港の昼間北米線開設はDLには日本に提携キャリアが無いことから不利なことから異議を唱えていましたが、DOTは無難な線で配分をした訳ですがまあDLにとっては不服なんでしょうね。
さらにDLは太平洋路線の旅客収入が前年比で減収となっており、さらなる追い打ち(羽田就航)で日本市場での収益悪化は免れないとの事からの減便と言うことになります。
成田は太平洋線のハブ空港として機能して発展してきました。高い発着料、運用時間の制限、都心との不便など色々と悪条件な空港でしたが、機材性能、政治的問題、日本の好景気もあって成田をハブとして使ってきた訳です。
それが、航続距離延長や日本より好調な中国マーケットにより成田をハブして飛ばす意義が薄れてきたのです。
成田からは以遠権の行使してUAやDL(NW)ソウル、プサン、台北、香港、マニラ、バンコク、シンガポール、北京、上海などとアジア路線を飛ばしていましたが、UAのアジア域内線は無くなり、今ではDLがバンコクやマニラ、シンガポール位になりました。
夕方のサテライトはアジア線から北米線に乗り継ぐ乗客や北米線からアジア線に乗り継ぐ乗客でごった返していましたがそういう光景も過去のものになるかも知れません。
DLは今後、好調な中国路線にシフトいくと考えられます。すぐさま成田撤退とはならないでしょうが、徐々にシフトして行き気が付いたら上海からのフィーダーだけになっていたり・・・
成田ハブの終焉が近づいていることを示唆している今回のニュースでした。
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