政府専用機としてB747-400が2機、自衛隊千歳基地に配備されて要人輸送や緊急時に活躍していますが、重整備と呼ばれる法定整備は、同型機を所有するJALに委託して行っており、時折羽田のJAL整備ハンガーに入場して整備を行っています。
そのJALが企業再生計画の一環として、B747-400型機の年内売却を決め早ければ10月には定期運行から退く予定になっています。
JALには多くのB747-400を整備できる資格を持つ整備士がおりますが、B747-400が退役すれば、資格保持者は減り、なおかつ整備備品等が不要になります。
年数回の政府専用機の為だけに、整備士や備品を用意するのは、再生中のJALに出来る筈がありません。
ANAもB747-400を保有していますが、時期は未定ながらも納入が遅れているB787がライン投入されればB747-400は退役となる模様で、さあ困ったな状態です。
海外整備も考えているようですが、旅客機と違って政府専用機ですから、トップシークレットな部分もあるでしょうから、海外整備には心配もつきます。
個人的には、政府専用機ももうすこし小回りが効く中型機にリプレイスした方は良いのでは?と思うのですが、予算のこともあってそう簡単に行かないでしょうね。
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