ボンバルディアの旅客機事業はエアバスと提携しCSシリーズ改めエアバスファミリーとなったばかりで、それを買収するのはおかしいなと
で良く調べてみれば、買収するのは「ボンバルディア CRJ」シリーズでいわゆるリージョナルジェットです。MRJより定員が少ない50~100席をカバーするボディで日本ではIBEXエアラインズが使用しています。
この部門を買収することで以前から懸念されていた保守部門をCRJから手に入れることが出来き、MRJを販売する上での不安材料を取り除けます。
しかしながらボンバルディアはこのCRJプロダクトはあまり旨みのないと思っていたのでしょう。
今後はリージョナルジェット競争が激しくなる事が予想され、エンブラエルなどの競合もありますから、CSシリーズのようにエアバスの庇護のもとで販売が出来きないとなれば三菱に売却した方がボンバルディアとしては身軽になるので丁度良かったのでは無いでしょうか?
それに三菱はボンバルディアから企業秘密を盗まれたと訴えられていましたから、その和解金相当も買収額に含まれているのでしょう。(2億ドルの債務引受が和解金相当?)
さて、これでMRJ(スペースジェットに改称してますが当BLOGではMRJとします)は安泰か?と言うとそうでは無く、まだまだ茨の道の途上で、もしかすると幹が折れる可能性もあります。
日本企業としてここまで来たからせめて耐空証明くらいは取得してもらいたいものですね。
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