先週末は青春18きっぷで東北へ出掛けて来ました、帰り道途中でYahooの経路検索をしてみたら東北本線経由で帰るより、仙台から常磐線経由(不通区間は代行バス)で帰った方が最寄り駅に5分早く着くと表示されました。
付け替えらた常磐線にも興味があったので仙台かあら原ノ町行に乗車します。昔、山下に親戚が済んでいた事があったので、仙台から旧客の普通列車で何回か行ったことがあります。
震災であらたな街づくりにより山側へ移設された新線を通って、原ノ町で浪江行に乗り換えてみると4両編成の列車に結構な乗客がいました。
浪江から富岡間は今年度中の再開を目指して復旧工事中で、代行バスとなりますが駅まで待っていたのは地元バス会社の観光バスでした。
乗客が多いのを見越して?2台のバスに乗り込み発車して、国道6号線に入りますが、人の営みを感じさせない家屋が多く目に付きます。
バスは途中帰宅困難区域を通過しますが、ロードサイドの店舗は閉鎖され、廃墟に近い状態だったり、国道から分岐する道はバリケードで入れないよう塞がれており異様な雰囲気でした。
そして廃炉作業が難航している福島第一原子力発電所を遠目に見ることも出来ます。
この辺の人たちは、あの事故で大きく人生が変わったことでしょう。
既に8年が経過して記憶が薄れて行く中まだ進行中の人たちも居ると思うと複雑な気分になります。
代行バスは浪江駅から富岡駅まで30分、ほぼ定刻に到着しました。
富岡駅で接続する、いわき行の普通列車は、旧「スーパーひたち」の651系でした。震災前に常磐線でこの辺りを通過したときは、仙台始発の651系「スーパーひたち」だったなぁ。
後で知りましたが、この区間の2往復だけが651系での運転になっているそうです。
まだあの事故はまだ収束していないことが良く判る代行バスでした。
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