PW4000系エンジン搭載のB777運行停止指示に

B777-200 N774UA 航空
ユナイテッド航空の事故機と同型のB777-200 N774UA

2月20日、デンバー発ホノルル行きユナイテッド航空328便(B777-200型機、N772UA)が離陸直後、右側のエンジンで爆発が発生しエンジンを損傷、地上にエンジン部品が多数落下するインシデントが発生し、機体は空港へ非常事態宣言して引き返しました。

壊れたエンジンから火が出ている動画やエンジンのカウルが地上に落下した写真などを見ると事故の大きさは判ります。

UAは事故機のPW4000系エンジンを搭載しているB777型機の運航を停止し、FAAも緊急耐空性改善命令を指示しました。
日本でもANAとJALが保有するPW4000を搭載するB777-200とB777-300に対して運航停止を指示するなど世界的に大きな安全性の問題として影響が広がっています。

そう言えばKEのB777-300が羽田空港でトラブルを起こしたのもPWエンジンでしたね。

羽田空港で離陸中のエンジンから出火した大韓航空のHL7534 B777-300


それにしても驚いたにはこの時期にデンバーからのホノルル便に乗客231名、乗員10名の計241名が搭乗していたとの言うのです。国内線用のB777だったようなので400席近かった筈ですから搭乗率としては6割程度だったことになります。
冬場のホノルルは米国本土からの避寒地として人気がありますが、この状況下でも行く人は居ると言うことなのでしょうか?

それにしても乗員乗客を含め、地上でのけが人も居なかったのは不幸中の幸いでした。

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