JR西日本は中国地方を結ぶ芸備線の今後を検討する為、一部の沿線自治体との協議を申し入れました。
場合によっては、特に利用者が少ない備中神代駅~備後庄原駅間の廃止される可能性が高いと言われています。
この区間には2005年、いまから15年前に乗ったことがあります。
当時、新見から夕方乗車した備後落合行は通学の学生が乗車していましたが駅に着く度に下車していき備後落合駅に到着した際は、自分ともう一人しか居ませんでした。
備後落合駅近くの民宿に泊まり、翌朝の広島行の始発に乗車しました。
当時、キハ58を使用した列車で三次までは普通で三次からは急行となって広島まで向かう列車で、山間部から中核都市への足になる列車・・・だと思ってましたが。
始発の備後落合駅から乗車したのは自分だけで備後庄原駅あたりからはポツポツと乗る乗客がいるという状況でした。
その後2009年に木次線に「奥出雲おろち」号に乗るために三次から備後落合まで乗車してますが、その時は青春18期間だったのでそこそこ乗車しており備後落合で下車したのは20人位居ましたが、全員が18きっぷ利用者で地元の乗客は皆無だったのを覚えてます。という事は普段は殆ど乗客は居なかったことになります。
そして今では、昼間に備後落合で「奥出雲おろち」号に接続する列車はありません。
正直、この区間の存続は厳しいでしょう。沿線自治体は反対するでしょうが、地元利用者を増やすのは無理ですし、手っ取り早く観光客を呼びには時期的に難しく、観光資源を掘り起こすには時間も掛かります。
もう地方の鉄道を維持するのは困難な時代に突入してます。
JRは大都市や新幹線での収益でなんとか地方を維持していましたが、コロナ禍で地方を支えるのが出来なくなっています。
地方自治体だって人口減で税収も減ってますから支援もままならない訳で、国家レベルで日本の交通政策を見直す必要があると思います。
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