友人でもある航空ジャーナリストの北島氏がBlogでキャセイ・パシフィック航空がA350シリーズでのコクピット一人乗務での運航について2025年の実現に向けてエアバスと作業を開始するとの記事がありました。
コクピットクルーはかつては4人、航法士(ナビゲーター)を始め航空機関士、副操縦士、機長が乗務していましたが、技術の向上でナビゲーターが消え、機関士が消えて今は2人乗務となっていますが、長距離線になると運航時間が長いと交代要員が必要になるので最低3名が乗務してます。
このコロナ禍では、どこの航空会社も運航コスト削減が必須になっている中、このニュースは結構、衝撃的でした。
ついに航空までも「ワンマン」の時代になるのか?
やはり行き着くところはそうなるよなぁ。
まあ実際には完全に一人になるのは微妙ですが、LCCや短距離線では離発着時の時はコックピットでサポートして、巡航高度になったら客室乗務員をサポートするような勤務体系が生まれるかも知れません。
バスは「ワンマン」が当然ですし、鉄道ではワンマンから自動運転が実用化が進んでいますが、先日、新幹線の運転士がトレイに行くため運転室を車掌に任せて離席したのが問題になりましたが、もしワンマン運航の場合こういう様な状況だったらどうするのかな?
まさか近くの空港に緊急着陸とか(笑)
機種やキャリアにもよりますが、コクピット入口脇にトイレを設置しておきカーテンで仕切って乗客が利用出来ないようにしていたりしますし、オートパイロットは優秀ですから大丈夫・・・な訳は無いか。
ワンマン運航となるには解決しないといけない事が多いので、時間が掛かるかも知れませんがこの情勢下ですから避けられない課題ではあります。
でも労働争議が勃発しそうな気がしますが・・・
航空にもワンマンの時代が来るかどうか?
続報に注視したいです。
※見出し写真はもしも国交省令に基づいて鉄道やバスの様に「ワンマン」表示をするとこうなると言うイメージで作成したものです。
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