今も昔も変わらない愚行?

撮影地に集まる撮り鉄 TRAVAIRの独り言
写真と記事は直接関係ありません

撮り鉄の暴走がまた拡散しています。

まあ色々と言われていますが、鉄道敷地内への侵入、罵声、私有地伐採などなどは昔からあり撮り鉄のマナーの悪行は昔も今も変わりありません。
一番の違いはインターネットが有るか無いかの差です。

時代の背景と言う面もありますが、昔だから良かったと言うのは言い方を変えれば、自己保身なのかも知れません。まあそんな自分も昔は「架線柱の外側ならOK」みたいな感じで撮影していた訳ですし言い訳なのからも知れません。

今も昔も法律自体はそんなに変わって無い筈ですから、当時だってアウトだった訳ですし・・・。

まあ大目に見られたのは撮り鉄自体の人数が今に比べて少なかったことや境界フェンスが無かったこともあるでしょう?

歴史?を辿るとインターネットの登場でそれまで身近な人しか情報伝達技術を持たなかった人が、一気に不特定多数に情報伝える手段を手に入れたことで特定の人だけにしか伝わらなかった情報を簡単に入手できるようになりましたから、集まる人数も飛躍的に増えました。

そうなれば母数が多くなるので、そうなれば常識的行動が出来ない人もその中に含まれるので、愚行も増えてくるのは当然です。

そしてデジタルの普及で、以前なら高価なカメラを購入して撮影するのにフィルムを買い、撮影後は現像してプリントするお金が必要でしたからかなりのコストが掛かりました。それがデジタルでコストが掛からなくなりカメラも高機能化と低価格化が進み小学生でも一眼レフカメラをもって撮影するなど参入?ハードルも低くなり、最近はSNSのフォロワー競争などの承知欲求欲しさに加えYoutuberなどと言う趣味で稼ぐ人も出てきてデジタルへの依存が強くなりました。

日本の「鉄道」趣味人口はかなり多く、男性なら人生のうち一度は通る道だったりします。だから商売にもなる訳でネットニュースに鉄道関連記事が出ない日は無いのではないかと思うほどです。(鉄道に関する記事はアクセス数が多いと言われてますから取り上げられる事も多いのでしょう)
最近は、わざとトラブルが起きそうな撮影場所に行って動画を撮影すると言う人も居るそうですから、そういうのも撮り鉄現場で白熱する要因なのかも知れません。

実際、自分も鉄道動画をYoutubeに投稿していますが、トラブル物の再生回数はかなり多いです。

撮り鉄の愚行はインターネットの登場でそれまで散発的で(ニュースにならない)水面下であったのが一機に浮上してお茶の間に拡散するようになった訳ですが、無論、愚行を肯定する事は出来ません。

今までは大目に見られて訳ですが、こうやって動画やネットニュースで拡散することで大目で済まされない状況になっていてきていて、犯罪行為と捉えられても仕方ない状況になっています。

そういう事に気が付いている人はマナーを守ろうとなりますが、どこの世界にもそういう常識が通用しない人間が存在する訳でそういう人には何を言っても通じませんから、鉄道側も「ハイそうですか」とはならず規制する方向になります。

するとそこでまた愚行が繰り返されるのですからこの問題はそう簡単に治ることは無くさらに規制が強まっていきます。今までは現場レベルだったのが上層部からの大号令になったらそれこそ撮影禁止場所が増え、自分たちで首を締めることになります。
撮り鉄としては、こういう規制を強化されないように鉄道敷地内侵入や迷惑行為を見かけたら通報を強化し、愚行が公衆に晒されて明らかになる前に芽を摘み取る対処療法しか無いのかも知れません。

コメント

タイトルとURLをコピーしました