先日、2019年に発生した快速特急とトラックの衝突脱線事故で列車運転士が横浜地検に書類送検されたというニュースがありました。
踏切の支障検知信号は踏切の状態を知らせる信号で、通行人が遮断機が降りたのに強引に渡る直前横断などでも反応するので発報は日常茶飯事な状況ですから、通常の鉄道信号に比べて運転士が反応するのが遅くなるのはある程度仕方無いのかも知れません。
もし、なにがなんでも再発防止すると言うのなら、支障検知の異常を認めたら直ちに非常ブレーキで停車するように省令を出すなりになりますが、それを日常的に行ったら踏切の多い路線はダイヤが成り立たなくなるでしょう。もっと言うなら、本来なら踏切を無くすのが一番ですがそんな費用はどこが出すんだと言うことになり、どちらも現実的では無いのが実情です。
この事故については今年の2月に鉄道事故調査委員会の報告が出ていてそちらにその時の状況が詳細に記されています。
県警が「業務上過失往来危険」と「業務上過失致死傷」でに書類送検の事ですが、「到死」は件のトラック運転手ですからちょっと違和感を感じます。
起訴相当の意見を付けての書類送検はなんとなくパフォーマンス的な行動なのではと個人的には邪推してしまいます。
さて書類送検と言えばもう一つありました。
今年の春に中央線多摩川橋梁で起きた撮り鉄に鉄度敷地内侵入事件で当日逃げ遅れた2名について鉄道営業法違反で書類送検されたと言うニュースです。
当時の画像からもっと大勢の撮り鉄が侵入してますからもし公判となれば芋づる式に検挙者が増えるかも知れません。
敷地内に侵入して列車を30分も停めたこの馬鹿どもですが「高く売れる写真が撮りたかった」と言う供述をしているというのだから呆れてものが言えません。それにしてもフィルム時代なら売買と言う事もありましたがデジタルになってもそういう風習が残っているのにも驚きです。
撮り鉄の鉄道敷地内進入はこの事件以降も発生しており、最近は、目当ての列車が来る直前まで敷地外で待っていて直前に侵入して撮影すると言うタッチアンドゴー的な行動(多摩川橋梁も似たような状況でした)が目立ち、最近はあらかじめ警察と連携して対策しているとも聞きます。
撮り鉄は鉄道敷地侵入以外にも私有地などでも色々とやらかしています。
大体、常識のある人間ならこういう事はしないだろうと思うのですが、その常識の通用しない変人(趣味人世界にはある一定数存在します)がこういう事を引き起こすので、こういう輩はどんどん書類送検でなく身柄送検して司法による浄化をしないとダメでは無いでしょうかね。
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