JR内房線上総湊駅前にある商店兼業の食堂です。
こういう形態のお店は昭和時代の駅前には良くありましたが今では珍しくなりました。
こうやって昼間に1時間に上下1本しか列車が来ない今でも営業しているのはそれだけ地元のお客さんが要ると言う事で大抵そういうお店は外れが無いものです。
今回も撮影帰りにランチでお邪魔しました。
上総湊まで来たらアジフライは食べたいよねとメニューの見れば、定番の麺類や丼ぶり物の続いて「アジフライ定食850円」がありました。
ミックスフライ定食(アジ、エビ、イカ)にも惹かれましたが、ここまで来たらアジだよと言うことで初志貫徹でアジフライ定食を注文です。
厨房で女将さんがアジを揚げている音がして7,8分で到着です。
尻尾付きのアジと半身(まるでのり弁の白身魚フライな)フライです。
早速、尻尾付きのアジがら頂きます。
揚げたてなので衣はサクッとしてアジはホクホクで、ああーこれぞアジフライと言った食感です。
中骨などの下処理もしっかりされていてうまいなぁ~
サイズ的には東京湾の盤洲あたりで穫れる中アジと言った感じかな。ただ、この周辺で穫れるいわゆる「黄金アジ」の地アジとは違うな・・・
しかし、半身のフライを食べると、あっさっきのアジとは違う!となります。よく見るとじわっとアジの身から脂が溢れています。
脂も臭みが無く、身も肉厚のわりにはふわっとしています。
ご飯も地元のお米を使用しているとの事でどんどんお腹に入っていきます。
これは!と思いながら完食。
電車の時間を確認しつつ、会計する際に女将さんにアジについて聞くと、やはり半身は地元の漁師さんから入手した、根付きの地アジでした。
金谷の遊漁船で良くこの沖合に来てましたから、この辺のアジの美味しさは判ってますからと言うと、「そうなんですよ判る人じゃないと気づかないよね~」と
上総湊から浜金谷あたりまでの沖合はマスコミなどで「黄金アジ」とされてブランド化しつつあるアジが居着く場所なのですが、地元の天羽漁協に漁業権があってそんなに水揚げ量は多く無いのです。
なので美味しい地アジ(黄金アジ)を食べようと思っても、意外と難しかったりします。
ココまで撮影に来た甲斐があったと思いながら、ワンマン運転になった内房線に乗り込みました。
<MAP>
住所:千葉県富津市湊735
アクセス:JR内房線上総湊駅0分
営業時間:1100-1800
定休日:月曜日
HP:なし
(訪問日)2022.5.21
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