貨物機需要も旺盛?

Lufthansa Group purchases further state-of-the-art long-haul aircraft 航空
©Lufthansa Group

少し前のニュースを見ていたらルフトハンザが7機のB787-9の導入発表と同時に3機のB777-Fと7機の777-8Fの導入についてもリリースしていました。

今、海運流通では世界各地の港湾施設での荷役遅延が発生しており、荷物があっても運べない問題が発生します。その関係もあって運賃が高い航空貨物を使わざる得ない状況から航空貨物需要も活況をおびてきてます。

コロナ禍で航空旅客需要が激減しましたが、航空貨物を扱って来たキャリアは旅客減収分を貨物需要を取り込みこのコロナ禍を乗り切っているところもあります。

成田空港では以前に増してカーゴキャリアの乗り入れが増えており、さらに運休している旅客便の運航スロットを使って旅客機を使った貨物便も飛んできています。

ルフトハンザが導入するB777-8FはルフトハンザがキックカスタマーとなったB777Xシリーズの派生型貨物機で今年になって正式に開発受注が始まった機種で2027年の受領を予定していますが、先に開発が進んでいるB777-9の初号機納入が2025年に延期しており、B777-8Fもすんなりデリバリーされるかは微妙なところです。

一方でエアバス社も昨年、A350をベースにしたA350Fの開発を発表しておりボーイングとエアバスでの受注合戦になりそうですが、貨物機の場合は手っ取り早い中古で整備状況の良い旅客機から改造することも多いので契約からデリバリーまで時間を要する新型機の受注合戦がどうなるか?

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