今回、最後になった東京発の寝台特急「サンライズ瀬戸&出雲」に乗車しました。平日でしたが夏休み期間とあって、特急指定席料金で乗車できる「ノビノビ座席」はほぼ満席でしたが、寝台の方は空いている区画もありました。
サンライズは登場直後は、寝台券がなかなか入手出来ないプレミア化しましたが、もうそんな事も無いようです。
電車寝台とあって、発車時のショックで起こされる事も無く快適でした。シャワーもあるし、寝台は全て個室で、なおかつ経済的に利用できる「ノビノビ座席」もあるので次世代寝台列車と呼ばれているのもうなずけます。
時折、このサンライズを新造して、夜行列車を増発しろと言う主張を見掛けますが、夜行列車自体の需要が減っている状況ですからサンライズの増発はあり得えないでしょう。
<残った客車寝台も製造後30年を経過して代替新造も無い状況ですから、夜行列車が日本から消えるのはそう遠い未来では無いと思ってます。
鉄道網が充実している、欧州でも夜行列車、特に国際間列車はダイヤ改正毎に本数を減らしています。
クルーズトレインの元祖であるオリエントエクスプレスも定期運転を終了するニュースも記憶に新しいです。
「旅」を楽しみと言う観点では夜行列車が無くなるのは寂しいですが、「毎日満席になる夜行列車ならいざ知らず、旅情だけで夜行列車を存続させろと言う話はナンセンス」だと思ってます。
利用者があってこそ存続する理由が成り立つのですから。
コメント