松本駅【駅弁】山賊焼弁当

特急「あずさ」や「しなの」が発着する松本駅には地元の駅弁調製元が頑張っている駅でもあります。
駅構内にある駅弁販売所では、松本の駅弁他、塩尻の駅弁などが並びどれにするか迷ってしまいますが、駅社員が考案した山賊焼駅弁と書かれていればこれは買ってみるしかないでしょうと購入しました。

金額も800円と駅弁にしては、このご時世にしては安い価格設定です。
駅ナカの唐揚げ屋さんの山賊焼き弁当が1000円前後で、冷めていると言う事を差し置いても良心的価格です。

購入して中央本線の普通列車に乗り込みますが、中央本線の甲府方面へ行く普通列車はかなりの確率でロングシートがやって来ますので普通列車利用の際は要注意です。

今回は幸運にもセミクロシート車がやって来たのでボックスシートに座ってお弁当とご対面です。

味付けされた山賊焼きが油吸着シートの上に載っており、そのシートを抜いてから食べる必要があります。揚げ物ですから油が下のご飯に染み出さないようにとの配慮が嬉しいですね。

信州らしくワサビ漬け、マイタケの煮物、ナガイモの天ぷら、ゴボウの辛子味噌にゼリーと値段の割にはおかずも充実しています。

レモンを山賊焼きにかけて頂くと、以前に塩尻の山賊発祥のお店で食べた時に比べると思っていたより味が濃くありません。冷めた唐揚げだと味を濃くしておかないと油感が出てしまうものですが、薄味の割には油っぽさがあまりなくなんかヘルシーに感じられるのは衣のせいなのでしょうか。

駅弁としてコレくらいがいいのかな～とワサビ漬けに箸を伸ばすとこれまたワサビのツーンとなる辛さが襲ってきます。
ナガイモの天ぷらも美味しく、ご飯のボリュームも丁度よい塩梅です。

山賊焼きの知名度はまだまだ全国区ではありませんが、なんせ店舗で買った山賊焼きを車内で食べようしたらかなりの食テロ的な香りを漂うので、駅弁屋さんが作った山賊焼きは手軽に車内でも食べれる山賊焼きとして是非とも長く売れて欲しいものです。

＜ＭＡＰ＞

(訪問日)2023.3.11