「試される大地」?

函館本線を走る貨物列車 TRAVAIRの独り言
函館本線を走る貨物列車

北海道新幹線の並行在来線として長万部~新函館北斗駅間の扱いについて、旅客営業の廃止については決まったものの北海道と本州を結ぶ物流の要である貨物列車の扱いについていくつかの案が出てはいますが、道や沿線自治体、JRの思惑が入り混じって結論が出ていません。
先月、この区間を函館から長万部まで乗車しました。

キハ40の1両編成でしたが観光客が乗っていたのが函館から大沼公園までそこから先は鉄道マニアだけと状況でした。でも途中ですれ違う貨物列車はどれもコンテナを満載しており、もしこの区間の鉄道を廃止したら北海道の物流は大変になるだろうなと思ってしまいました。

それと、北海道新幹線が開業すると北海道の経済沈下は免れないだろうなと言う別の感覚も得ました。
うん十年ぶりに函館の駅前に宿泊しましたが、かつての函館の賑わいは失われていて夜は観光客が集まる飲食店街はそこそこ賑わってましたがそういう場所を外れると寂しく感じました。

青函連絡船で内地へ渡っていた頃は人の流動があり賑わいがあったのですが、新幹線が新函館北斗となったことで函館がルート外になったことも影響しているのでしょうかね。

函館駅

賑わいがあった頃の函館駅


でもこれは函館だけでなく、昨年訪れた北見や旭川でも感じました。
北海道は札幌に一極集中化していますが、札幌以外への流出もあり北海道の10年、20年先を考えると明るい未来では無い気がしてます。

ニセコでは外資による土地の買収もあり、そのうち北海道が赤に染まるのではないかと言う心配もあります。
「試される大地」と言うフレーズがありますが、試さるどころか「戦う大地」で無いとこれから北海道は生き残れないのでは無いかなと噴火湾を見ながら思ったものです。

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