新日本海フェリー「らべんだあ」で小樽へ

新日本海フェリー
新日本海フェリー「らべんだあ」

先月の北海道遠征では、初めて新日本海フェリーの新潟~小樽航路を使って渡道してきました。この航路は昔からあって学生時代から一度は利用してみたと思ってましたがようやく?その機会を得ることが出来ました。

渡道立案時は既に満船で、八戸からのシルバーフェリーで渡道しようかと思ってましたが、キャンセル待ちをしていた「ツーリストA」が2週間前取れました。

八戸経由を考えていたので青春18きっぷを買うつもりになっていましたので、新潟まで普通列車で行くことにします。しかし普通列車乗り継ぎでは新潟には11時半になり新潟港12時発のフェリーには間に合いません。
なので浦佐から新幹線を使うことで新潟には10時32分に到着して、駅前バスターミナル10時37分発のフェリーターミナル経由のバスに乗って11時前フェリー乗り場に到着です。

夏休みとあってターミナル内は混雑しいます。乗船開始は11:15からとの事なので船を写真を撮ろうとフェリー乗り場の先まで行って帰ってくるとカウンター回りは空いており、事前にWEBから「e乗船券」を準備していきましたがカウンターで乗船券を発券してもらいました。

2階の乗船口でQRコードの読み取り改札の後、3階から乗船します。
タラップから船の第4甲板(4F)に乗り込み、指定された「A46-231」へ向かいます。

ツーリストA

ツーリストA

ツーリストAキャビンはいわゆる、カプセルホテルタイプで上下2段を千鳥配置にしています。なので通常は反対側にも客室がありますが、船室入り口だけ反対側が無い場所があり、たまたまその区画を予約出来きました。
取り敢えず、荷物を置いて貴重品だけ持って船内散策に出かけます。

船室近くの階段で第5甲板に上がると丁度「フォワードサロン」でした。

5階前方に位置するフォワードサロンでは、ゆったりとおくつろぎいただけます

フォワードサロン

ブリッジの下にあるのでなかなか眺めが良さそうです。

乗船直後とあって船内はざわついているますが、船自体が広いのでそんなに気になりませんでした。
なんせ総重量14,214トンと青函連絡船の3倍ですからね。

船尾デッキに出ると乗用車の積み込みが丁度終わるところで甲板員が慌ただしく出港準備をし、定刻12時に出港です。

12時定刻に出港

12時定刻に出港

大きな船ですが、補助汽船の助けが無くてもスムーズに出港出来るんだと感心しながら離岸風景を見ていました。

防波堤を交わして日本海に出ると船長から挨拶放送があり、航路状況は概ね良好で24ノットで航行しており定刻4時半に小樽港入港予定と伝えらます。

小樽港は4時半入港ですが6時まで船内の滞在できる「ゆっくり下船サービス」があるので、案内所でゆったり下船希望を伝えます。
車の場合はスペースの関係で10数台程度と限られ先着順なのでシーズン中は早く終了してしまいますが、徒歩客なら希望すればゆっくり下船が使えます。

12時出港でお腹も減ったので船内レストランでランチにしますう。
客席のタッチパネルで注文する方式なのですが、色々と迷って

花畑牧場豚丼(1100円)

花畑牧場豚丼(1100円)とマンゴープリン(350円)

にしました。
なかなかボリュームもあって美味しく頂きました。こうやって船上レストランで食事するのはかなり久しぶりです。シルバーフェリーは自動販売機だけですからね。

ゆっくりと食事をしていると粟島沖を航行しており日本海の青い海が広がります。

日本海を行く

船室に戻って、タオルを用意して新日本海フェリー自慢?の展望風呂に行ってココまでの汗を流します。

湯船から日本海を眺めながらのお風呂は気持ちが良いです。
露天風呂もあってオープンエアの心地よい空気に触れられるのもなかなか壮観です。

お風呂でさっぱりした後は船室に戻り、横になってタブレットに保存した動画を見たりしてのんびりします。
こうやって横になれると言うのが良いです。座っていると大違いです。

横になっていると睡魔に襲われ少しお昼寝です。

目が覚めると17時を過ぎてました。
船内には売店や自販機があるので事前に買い出ししておかなくても済みます。寝起きのアイスを売店で買ってデッキで海風にあたりながら食べるのもオツなものです。

既に秋田沖を航行しており、天気が良ければ男鹿半島なども望めるようですが、霞が掛かってあまり視界は良くないのが残念です。
日本海に沈む夕日も期待していたですが、残念ながら水平線上に雲が掛かっていて水平線に沈む太陽は見ることが出来ませんした。

日本海の夕日

日本海の夕日

日が沈むともう19時です。
夕食もレストランとなりますが、混雑しており20分ほど待ちました。今日はほぼ満船との事ですから待つのは仕方ありません。ラストオーダーは19時半との事ですが、流石に今日は延長するとの事で席に案内されてタッチパネルで注文します。

まずは生ビールと言うことでつまみ?に栃尾の油揚げ・道産牛ローストビーフ・ホタテ刺し身を注文します。

栃尾揚げ・ローストビーフ・ホタテ刺し身

栃尾揚げ・ローストビーフ・ホタテ刺し身

ビールは直ぐきましたが、混んでいるからか料理はビールがゆっくり飲んで半分位になった頃に到着しました。

栃尾の油揚げは新潟名物ですが結構のボリュームなあります。
これにライスを注文しておけば十分定食になったかなと言う感じです。

窓からは外が見えますがもう夜で何も見えません。
もうレストランの待ち客は居なくなったようで、20時過ぎにラストオーダーになる感じだったので、最後に〆と言うことでこれも迷ってオリジナルに惹かれてビーフカレーを注文です。

新日本海オリジナルビーフカレー(900円)

程なくしてやってきたカレーですが、さすが人気のオリジナルカレーだけあって美味しかったです。
まあ船上バイアスもあるのかも知れませんが、ボリュームもあって文句ありませんでした。

ちなみに精算もセルフで、精算機で行いますが現金の他クレジットカードも使えます。
満腹になった後、売店で乗船記念に新日本海フェリーのTシャツとデザート用の冷凍笹団子を購入し船室に戻ります。

笹団子を自然解凍する間に風呂に入ってこようと着替えを持って再び第6甲板の風呂に行きさっぱりしてきます。

22時にはお休み放送があり、まもなく消灯となります。既に津軽海峡をわたり奥尻島近くを航行して翌朝3時過ぎには小樽沖に到着し4時半に小樽港入港との事でした。
自分も朝早かったので早めに就寝しようと寝る準備をして電気を消すことにします。

朝3時半におはよう放送が入り、予定とおり4時半入港との事です。
ゆっくり下船なので5時に目覚ましをかけておきましたが、おはよう放送の後、下船の案内放送などが入ったりしておちおち寝てられません。

定刻に着岸したようで、下船案内がありますが横になっていると下船確認の船内見回りがやって来て、ゆったり下船は5:50にロビーに集合を告げられます。
結局、再び寝るのを諦めて5時前には起きてしまい、ゆっくり下船準備をします。
そうだ、小樽築港駅までのタクシーを手配しなければとスマホでタクシー会社に電話しますが、どこも早朝で台数が少なく断られてしまいました。これなら事前に予約しておけば良かったなぁ・・・これは歩くしか無いかな。

ゆっくり下船

ゆっくり下船

5時50分にロビーに行くと下船客が集まります。乗用車の人は車両甲板へ案内され徒歩客は一度外されたタラップが再び渡されて下船となります。
この日、徒歩客でゆっくり下船したのは自分の他2名とちょっとさみしいでした。

着岸ブースからターミナルまでは長い通路を歩いていきます。

小樽港

小樽港

「らべんだあ」に別れを告げ、ターミナルの外に出ると運良くタクシーが1台止まっており、駅までタクシーを使うことが出来ました。
なんせ歩くと20分程掛かるようで小樽築港6:25発の列車に乗る予定だったので助かりました。

フェリーの旅もなかなかのんびり出来て良かったです。
また機会があれば利用したいですね。

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