カーフェリーの代名詞とも言える「さんふらわあ」ですが、今は商船三井グループとなり関西九州航路と関東北海道航路があり、どちらかと言うと関西九州航路が本家?な感じです。
その本家航路も大阪から別府、大分、志布志の3航路がありそのうち志布志航路は太平洋側の沿海を進む外洋航路で所要時間も15時間で夕方出港、朝9時前着と体に優しい?ダイヤとなっています。
今回JR日南線を乗り潰す為にこのフェリーを利用して大阪から志布志へ向かいました。
大阪南港は名門大洋フェリーなどのフェリー乗り場とは異なりトレードセンター前の岸壁がさんふらわターミナルとなってます。
さらに志布志行はトレードセンターから少し離れた第二ターミナルから着発しているので、トレードセンターから10分おきのシャトルバスで移動する必要があります。
さんふらわあ乗り場からバスに乗って第二ターミナルに17時にニュートラムで到着して到着すると、「さんふらわあ さつま」が停泊しており既に乗船が開始されていました。
乗船口が岸壁接岸レベルにあるので高い乗船橋が不要な船で岸壁設備が簡略化できるのは港湾設備にお金が掛からないのは良いでしょうね。
利用したのは「スタンダードシングルB」で普段はドライバーズルームに使われている部屋ですが期間限定で一般販売もされている部屋です。
ビジネスホテルのシングルルームと十分な広さがありました。液晶TVでは地上放送の他、船内案内やブリッジからの映像も見られました。
17時55分に岸壁スタップに見送られて出港です。この日は雪混じりの寒いだったので離岸を見届けけて直ぐ船内へ戻りました。天気が良ければ夕暮れの大阪湾を見られたことでしょう。
長距離フェリーの楽しみは船内レストランでしょうかね。
さんふらわあ航路はバイキング形式となっていて値段は2000円とちょっと高い気もしますが、船上と言うことで割り切って頂きました。
船内WiFiもありますが、大阪を出港して淡路島沖辺りまでは高速通信が出来ましたが外洋に出ると繋がったり繋がらなかったりとこれは携帯も同じでした。
船内イベントも生ジャズ演奏やプロジェクションマッピングショーもあり飽きさせない工夫もあり流石さんふらわあだなと
この日は南西の風が強く船体が右舷から押される感じで少々動揺もありますが流石13000トン、最新のスタビライザーなどの装備があるので揺れはかなり抑えられているようです。
大浴場ではいい感じで湯船が動いてくれます(笑)
展望浴場は21時半まで、船内消灯も21時と志布志着が早朝では無いのにしては早めです。
そしてこの航路は太平洋から昇る日の出を見ることが出来ます。
この日はあいにく水平線に雲が出てしまいましたが、雲の隙間からみる日の出は神々しいものがありました。
朝風呂に入って、レストランで朝食(ビジネスホテル並のラインナップで750円ならお値打ちかな)にすると志布志湾に入って行きます。
定刻8:55に志布志港へ着岸です。着岸後下船準備が行われまずはトラックドライバーが下船の為車両甲板に案内された後、徒歩客の下船となるのでこの日の下船は9:10になり、なかなか快適な船旅だったので下船するのがさみしい感じもします。
到着後は志布志市など地元による「志布志港⇔JR志布志駅間 タクシー往来支援事業」が行われていてフェリーターミナルから志布志駅まで200円で利用できる様になっています。
下船したらターミナル内カウンターで利用券を購入します。
タクシーは事前に予約しておいたほうが良いとの事で前日に電話して予約しておいたので、ターミナル出口でタクシー運転手が待っていてくれ、直ぐに出発です。
というのも日南線の志布志駅発が9:32なのであまり余裕がありませんが、駅までは車で5分なので9:20には到着して余裕で間に合いました。
ちなみに鹿児島までフェリー客専用の無料送迎バスもあるので徒歩客の殆どはそちらを利用する様です。
これまで乗った長距離フェリーの中では一番充実感があった気がします。やはり老舗?と言うだけあってスタッフも洗練されていた感じがしました。
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