地方交通をどう維持するのか

高速バス TRAVAIRの独り言
稼ぎ頭の高速バスも減便する事業者も出てきてます

今、各地のバス事業者が運転士不足による減便や路線改廃が相次いでいます。
元々流通事業者では2024年問題が以前から話題になっていましたが、2024年を待たずに地方交通の担い手だったバスの存続危機がやって来ました。

以前から、安易なバス転換は危険を孕んでいる事を指摘してきましたが、こんなに早く危機がやって来るとは正直想像していませんでした。

やはり中国を発祥とするCovid-19が色々と番狂わせをさせた要因ではあるので、中国共産党政府に責任を取って欲しいものですね。

まあ冗談(半分本気ですが)は置いておいて、バスがあっても運転士が居なければバスは動くことが出来ません。
じゃあ運転士を増やせばいいじゃんと言いますが、この業界の給与水準は拘束時間が長い割に実りが無く人が集まりません。
なら給与水準を上げればと思いますが、地方ほどそんな余力は無く運賃を上げるしかありません。
でも運賃を上げるはけしからんと言うことになって閉塞感が増えて最後はどうにもなくなってThe Endとなります。

もう赤字で維持が出来ないなら廃止して当然と言う論調も都市部から出ていますが、そんな都市部住民は地方の人のお陰で苦労なく生活が出来ているのを忘れているような気もします。

特に山間部で山に人が居なくなるだけで自然災害が増えることが往々にしてあります。人がいるから適度に自然が維持されて都市部に災害を被ること防いでいると言っても過言で無いと思ってます。

地方交通が消えると地方から人が消えていきます。車があるから大丈夫と言いますがガソリンスタンドが地方から消えてます。EVステーションが地方にどれだけあるのでしょう。
日本の国土保全の観点からも、国も地方自治体任せでなく議論の中心に入っていかないと駄目では無いのかなと

JRが都心部で得た収益で地方ローカル線に注いで維持しているように、いっそ都心部住民から地方国土保全税をとって地方に回すような仕組みをしなければならないのでは?と最近思ったりしています。

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