にわかに動き出した2020年イベントに向けた動きですが、国土交通省は羽田と成田の発着枠拡大を検討し始めるそうです。
夏場の羽田空港は南西の風が吹くので着陸はRWY22(B滑走路)と23(D滑走路)が使われ、離陸がRWY16L(A滑走路)と16R(C滑走路)を使用してます。
この場合、西日本方面からの便は、着陸は、房総半島を千葉市上空まで飛び、東京湾岸沿いにお台場の海側にある東京中央防波堤を目指した後に弧を描くようにカーブして羽田空港に向かうルートになってます。
このルートは、冬場に木更津から川崎沖に抜けて着陸するルートより遠回りになります。
また、最後のカーブからは有視界での手動着陸となっており、外航機にとっては難しい着陸を強いることになります(レーダー誘導するILSが設置されているが、市川上空を通過することから騒音防止の観点で悪天候時に限られる)
さらに例のイベントは東京湾岸地域で開催される種目が多く、開催期間は多くヘリが警備やら報道で飛ぶ訳で、そのような条件で現行ルートで発着枠を拡大するのは厳しそうです。
それらの問題を解決?するのに今まで検討はされたものの実現しなかった都心上空通過の着陸ルートの設定です。
ルート的に北区あたりから外苑、六本木、品川辺り通過して羽田に向かうと言うものです。
これだと滑走路に対して対向しながら着陸出来るので、間隔も今より詰められ発着枠の拡大に繋がると言うものです。
この機会を逃すと都心ルートを設ける理由がなくなるので、今回は、かなり力を入れてこのルートの実現するように働きかけるのでは無いかと思ってます。
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