誰が要請したのか?

JR北海道の振り子型特急列車先週末から報道合戦になりつつあるJR北海道のトラブルですが、今朝の新聞に白糠駅で発生したキハ40の発煙不具合で釧路車両所で原因調査を行った際に道警の鑑識班が調査に加わったと報道されていました。

白糠駅のトラブルの場合、発煙はあったものの事件にはなっておらず、なぜ道警が出張って来たのか?

国土交通省の監査チームが査察を行っていますが、今回のトラブルを調べる能力が無く、道警は協力を仰いだのか?それとも道警独自の判断なのか?

まあ、今回は全てにおいて異例ずくしなのですが、道警が出てきたことで現場は萎縮して第二第三のトラブルを誘発する可能性がありそうな予感がしてなりません。

今回のトラブルには国鉄の分割民営化の負が露わになった気がしますね。

元々三島会社は経営基盤が弱く採算性を危ぶまれていた中、何とか埋蔵金の運用でなんとかやってきたのです。埋蔵金なる経営安定資金が無ければ、民営企業としてやっていけないのですから・・・

分割民営化が失敗でなかった事を証明するためには黒字を出しゆくゆくは上場という目標の中、何とか黒字にしようと数字に縛られた経営の結果ではと考えてます。

どうも事故原因のベクトルが上辺(トカゲの尻尾切り)だけで【現場の責任】で済ませようとしている感じで、真の原因追求には至らない気がしてます。

なんせ真の原因追求がされると結論は、北海道の上下分離しか道が無いとたどり着く恐れが有るわけで、そうなれば国や自治体の負担増になって大きな国家問題になりますから、何とか蓋を閉めて問題の先送りをしたいと言う感じが読めてしまいます。

コメント

タイトルとURLをコピーしました