まるでドラマの様な顛末

大韓航空のB777

大韓航空のB777

報道にもなっていますが、大韓航空(KE)のニューヨーク発ソウル行きのファーストクラスに搭乗した、同社の副社長がサービスに激怒して同機の客室責任者を降機させるためにスポットに戻させると言うなんとも信じられない出来事がありました。

まるで安物の航空ドラマの様なことが現実に起きるとは。

激怒の原因はナッツを皿に入れず袋ごと渡そうとしたことでこの騒ぎになった訳です。
副社長が大騒ぎするものだから機長もスポットに戻ったのでしょう。韓国じゃボスに逆らえば首を切られますからね。

それにしてもこの副社長は航空事業には相応しい無い人間です。
スポットに戻して客室責任者を降機させてソウルに向かった訳ですが、一人保安要員が減ったことになります。大型機ですから最低必要人数以上に客室乗務員が搭乗していた筈ですが、万一の時に保安要員は多い方が良いのです。
それを機長権限では無く、副社長と言うだけで下ろすのですから呆れて何も言えません。

どうも状況的には、ドアクローズしてタキシング中の出来事だったと思われます。ニューヨークは慢性的な混雑の為、スポットを離れて離陸するまで時間が掛かることが多いのです。
推測ですが、そんな時間の退屈さを紛らわす為にナッツをサービスしようと思ったのでしょう。ただ離陸間近な時に皿を使うのは万一の際に危険な訳で、袋ごと渡したのでは無いでしょうか?

離陸時と着陸時には安全を優先させるのが航空業界の常識ですが、どうもココの副社長は常識が通用しない人だったようです。
こういう人は航空事業いやサービス業全般に向いてません。
昔から事故が多いKEですが、フロント陣がこれじゃ事故が起きても仕方ないですね。こういうキャリアには乗りたくないものです。

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