既に、富山や金沢周辺は首都圏からの観光客を呼び起こそうと色々とPRを行い祝賀ムードを盛り立ています。
週末、羽田空港では富山の観光誘致イベントが行われていました。
新幹線開業で現行の越後湯沢から北越急行経由の特急より1時間程度短縮できます。
でも、新幹線開業効果がたった1時間弱しか無いのです。
往復にすれば2時間短縮と言うことですが、意外と時短効果のインパクトは新幹線開業と言うほど個人的には少ないのが実情です。
まあ、一般の人にしてみれば乗り換え無しの方がインパクトはあるのかも知れません。
去年、富山からの帰りに越後湯沢で「はくたか」から「とき」への8分接続だったのですが、乗換が結構しんどかったですからね。
新幹線開業で、飛行機vs新幹線の戦いが始まる予感がします。
正直、ビジネス需要では、富山は完全に新幹線の勝ちでしょう。金沢の場合、小松周辺に進出している企業だと微妙な面はありますが、利便性を考えると新幹線かな。
一方で、レジャーでの利用を考えると考えは異なります。
特に価格面で見ると、新幹線で富山片道が12,730円、金沢片道が14,120円です。(通常期の場合)
ANAは新幹線開業以降、羽田~富山・小松線で前日まで予約可能な特割(※)を当初の届出金額からさらに値下げして富山11,290円~、小松12,900円~で設定しており、対抗価格を打ち出してきました。
※事前購入期限のある旅割も値下げしていて、さらに安くなりますが、さすがに国内旅行で1か月以上前から予約する人は少ないでしょうから特割が利用しやすいから特割がレジャー向け運賃と考えるのが妥当でしょう。
この価格なら新幹線に対抗できなくは無いですね。
さらにビジネスと違って単純往復では無く、北陸を周遊することを考えると足となるレンタカーが必要です、敵のJRは現行の北陸フリー切符を廃止する予定ですから、食い込む余地はあります。
現在の航空運賃は3月末までの設定でかつ春休み繁忙期として高めに設定されています。4月からGWまでは通常期になるので、運賃がさらに下がる可能性があります。
新幹線開業で、北陸ブームが到来する中、上手く商品開発をすれ新幹線開業効果の相乗効果で航空も需要減では無く、増に持っていけると思うのです。
首都圏対北陸の需要もさることながら、北陸対首都圏の需要掘り起こしも期待したいところです。
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