2016年欧州乗り撮り記(その7)

2016年9月7日

朝7時、ホテルをチェックアウトして空港へ向かいます。
チューリッヒからバンコク行きのLX180便は17時過ぎの出発なので午後の便でも間に合いますが、ブダペスト9:35発のLX2251便は最新鋭のボンバルディアCS100でのフライトとなりますので、これに乗らない手は無いと言うことで早朝の出発です。

昨日と同じく地下鉄3号線でケーバーニャ・キシュペシュト駅まで行き、200Eバスで空港を目指します。
朝とあって地下鉄はガラガラでした。
それにしても24時間チケットなので使い勝手はいいですよね。最近東京メトロも1日乗車券が24時間制になりましたし、こういう「旅行者」に便利な都市が増えると嬉しいですね。

ケーバーニャ・キシュペシュト駅では隣接するハンガリー国鉄の駅にソビエト製のディーゼル機関車が停車しており友人は大興奮。このソビエト製機関車も数を減らしているとかでレアらしく日本で言うならDD53が走っていると言う様な状況なのでしょう。

バスに乗り換え、所々アスファルトがひび割れて乗り心地が悪い道を走り20分ほどで空港に到着します。
ブダペスト空港のLXチェックインカウンターは、LHグループ共通でLHとOSと一緒です。

さて復路はチューリッヒ・バンコク・香港で乗継ぎ東京へ向かう行程です。ただ、チケットはLXの発行のブダペスト~バンコクろCXのバンコク~東京と分割しています。
特ににバンコクでは1時間50分の乗り継ぎでLX181便からCX750便へ乗継ので、荷物だけはスルーでチェックインしておきたかったのです。

ですが、チェックイン嬢はPNRがバンコクまでだからバンコクまでしか荷物を預けられないと言い張るのです。Eチケットの控えもあるし一応LXのPNRにはリマークとして乗継情報があることを入れて貰っているのですが・・・
今まで乗継便のEチケット控えを見せれば、スルーで最終目的地まで預けられたのですが、最近はLCCも増えた関係でスルーが出来きないと言う話もあるので、心配はしていたのですが、案の定です。

友人のアドバイスでチューリッヒでLXスタッフに相談した方が良いと言うことで、取りあえずはバンコクまで預け搭乗券を貰ったのですが、LX2251は窓側をリクエストしたのの満席なので通路側になったのですが、チューリッヒからバンコクまで事前に機体最後尾の通路側を事前予約して押さえていた席を窓側に変更していたのです。
長距離線の場合は通路側にするのが自分のポリシーだったのでわざわざ追加料金を払って指定しておいたのに・・・

BUD展望デッキまだ時間があるので展望デッキでCS100の到着を見届けようとデッキに上がります。入り口の券売機で入場券を購入して展望デッキに入ります。
以前はチューリッヒの様に柵が低くて撮影しやすい場所でしたが、スポット前にはガラス壁が出来ており状況が変わっていました。
ブダペストはあまりトラフィックが多くない空港なのであまり撮影する機体も少ないのが残念です。
さらにCS100もチューリッヒ発が遅れたようで、到着が遅れるとの事。
折り返し整備をして直ぐに戻るだろうと言うことで、デッキでの撮影は諦めてターミナルへ戻り、保安検査を受けて43番ゲートに向かいます。
CS100ゲートに到着すると同時にCS100(HB-JBB)が到着してくる姿が見え、ターミナル内にガラス越しから撮影することが出来ました。

CS100のフォルムはどことなく、A350に似ている感じがしますね。
日本のMRJのライバルにもなるこのCS100は、LXが商用フライトとしては初のカスタマーでこの時点で3機がライン投入されており、今後デリバリーが進むにつれLXのARJ100と交代していく予定です。


折り返し整備の後、直ぐに搭乗開始となり、友人はビジネスクラスで自分はエコノミークラス後部の22Cです。
先に友人が優先搭乗で機内に入り、エコノミークラスの搭乗が始まった後に搭乗すると、ビジネスクラスの友人がココで待ってと言い、チーフキャビンアテンダントと話をして、なんと特別にアップグレードとなり友人から窓側座席を譲って貰いました。

と言っても座席はエコノミークラスと同じですけど。
CS100機内CS100の機内は最新鋭らしく、各座席の頭上には小型ですがモニターが設置されています。
A320でも数席毎に収納式のモニターが設置されていますが、CS100では各座席にあるので見やすいです。
機内もなんとなく、B787ドリームライナーに雰囲気が似ている感じがします。


9:50にドアクローズとなり定刻から20分遅れで出発。RWY13から離陸しブダペストの街並みを見ながら上昇していきます。

フライトタイムは1時間20分との事で巡航高度になるとサービスが開始されビジネスクラスの朝食がサービスされました。
kimg0411こういうアップグレードもあるもんなんですねぇ~

ちなみに前列にはカナダのボンバルディア社から派遣されている技術者が座っています。納入したての新機種なのでアドバイザー的な立場で添乗しているようです。

LX2251はハンガリーからオーストリア上空を抜けて、ミュンヘンの南を通過しチューリッヒへ向かいますが、ボーデン湖湖上空でチューリッヒ空港への着陸順番待ちホールドになりました。
旋回しながら湖上でホールドしているとアルプスの山々が綺麗に見えます。昨日に引き続き今日も天気は良く絶好のスポッティング日よりです。
アルプスの山々
湖上で一周した後チューリッヒへ向けて降下し続け、RWY14に11:22に着陸。沖止めかなと思ったのですが、AターミナルのA06にスポットインしました。

ココで降機となりますが、またもや友人が交渉して全ての乗客が降りた後にコックピットを見させてみらうことに。
最新鋭の機体だけあってモニターも綺麗だし、至る所が真新しいです。

CS100コックピット
CS100のコックピットでの特徴の一つに色々とモニタを操作をする時にマウスの様な装置を使ってメニュー選択などをしたりするようになっています。
この便はこの後、プラハ行きになるので邪魔にならないように降機します。

チューリッヒについたらまずは、LXのカスタマースーパーバイザー(SV)の所でチェックインバッゲージの相談をしなければと制限区域を脱して、Checkin-1のSVが居る場所へ行きます。
この辺は友人が詳しいのでホント助かりました。

SVに事情を説明しETKTの控えを見せると端末を操作して色々調べてくれます。
バンコクでは最低接続時間(MCT)をクリアしているのですが、万一一旦入国手続きをして荷物をピックアップして再チェックインとなるとかなり厳しい時間です。

端末からHNDを書かれた新しいバッゲージタグが印刷され、さらにはBKK以遠のCX搭乗券も出してくれました。
おおーさすがLXのSVです。
BKKで荷物を受け取ることなくスルーで羽田まで荷物が行くことになり、さらにはBKKでトランスファーカウンターに寄る事無くゲートに直行できます。

これで帰路最大の問題が解決しました。
ただ、座席は最初に押さえておいた51Jが他の人が既にアサインされてしまい、CとJの通路側も埋まっていることもあって、48Aで我慢することにしました。
空いていれば良いのですが・・・

さて、LX181便の出発までスポッティングです。
ただ、友人は夕方からの勤務があるので、ココでお別れとなります。

ルームラング空港内のベーカリーでお昼用にサンドイッチを買い、バスターミナルから30分おきに出ている510番のポストバスでルームラングへ向かいます。
空港をぐるっとまわり丁度ターミナルの反対側にあるのがルームラングの街で、駅前のバス停から空港へ方面に向かう道を15分程歩くとヘリポートグリルと言う簡単な野外スナックレストランがあり、ここから滑走路が眺められる有名なスポッティングプレイスです。

午後からが順光になるので午前中はターミナル、午後はココと言うのがチューリッヒスタイルです。
ココは離陸機のポイントでRWY14に着陸する機体は撮影出来ないのが難点です。
ただ、今この脇にあるビジネスジェット用に一時駐機スポットの拡張工事が行われており、今後ここで撮影できるか微妙なところです。

丁度13時過ぎで、LXの長距離線の出発ラッシュでもあるので、目の前のRWY16から離陸するA330やA340を撮影し続けます。
15時過ぎにEKのA380が出発するので、それまで撮影することにします。

※撮影レポートはこちら※

15時半過ぎにRWY16からEKのA380が離陸したのを見届け、ルームラング駅まで歩いて戻ります。

スーパーミグロ駅前から15:58発のバスで空港に戻り、ターミナル内のスーパー「ミグロ」でお土産になりそうな物をチョイスします。海外のスーパーって面白いのが多いので好きなのであれこれ見ていると時間が足りません。(笑)
日清のインスタントラーメンとかあまりかさばらない物をお土産代りに購入します。

セキュリティーチェックと出国手続きを済ましてゲートに向かいます。
LX180便の搭乗口はE46なので地下におりてシャトルに乗り込みます。ターミナルビルとEゲートを結ぶシャトルはケーブル駆動式いわゆるケーブルカーです。これもスイスらしい乗り物です(笑)

Eゲートの前にはこれから搭乗するB777-300ER(HB-JNC)が駐機しており、搭乗ゲート前にはそこそこの人だかりが出来ています。
水曜日だから空いているかなと思っていたのですが、こりゃ厳しそうだと言う状況です。
早めに列に並んで搭乗を済ますことにしちゃいます。

嫌な予感は的中で、LX181便はほぼ満席状態です。
元々、LXのBKK線は搭乗率が高い路線の一つでもあり、遅い夏休みをタイで過ごす人たちなんでしょう。うーむこういう時の窓側は最悪だなぁと思いつつ、ブダペストで搭乗券を良く確認しなかったのを後悔。
まあ、3人掛けの真ん中で無いことは救いですが。

17:53にドアクローズしてRWY16に向かいますが、長距離線の出発が重なり離陸したのが18:11で少し遅れ気味です。
離陸後左旋回しクローテンの街並みを眺めながら西に向かって飛行します。

LX180機内食いつものようにドリンクサービスがあった後に機内食となります。LXはエコノミーでもメニューが配られるのでチョイスする時に前もって判るので助かります。昔はLX以外のキャリアでのエコノミークラスでのメニューを配っていたものです。

メニューから「鶏肉のりんごソースにシュペッツレを添えて」と言うのをチョイスしました。
ちなみにもう一つは「トマトとスプリングオニオン、マッシュルームのソースのパスタです。
ちゃんとエコノミークラスでも機内食にチーズが付いているのはさすがスイスですね。

味の方もしっかりしていたし食後のコーヒーもまずまずでした。

食事が終わるころには外もだんだんと暗くなっていきます。
タブレットにダウンロードした本を読んでいるとサービスが一段落したところで機内の照明も落とされてきたので、眠くなってきました。丁度隣席の人がトイレに立ったのでついでに自分もトイレを済ましてから、お休みタイムにします。


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